基礎法学Ⅰ
担当者中村 江里加教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングFUL-101

授業の概要(ねらい)

 法は私たちの日々の生活に密接に関わっています。法律に関する職業や公務員を目指す学生だけでなく、法的な知識によってトラブルを回避・解決するなど実生活に役立てることができるため、すべての学生にとって重要な学びの機会となります。各法分野の専門的な知識を身につける前提として、社会における法をめぐる全体像や、法に特有の考え方(リーガルマインド)を習得することを本講義の目的とします。

授業の到達目標

 法制度や裁判制度に関する専門的知識や法律的な考え方(リーガルマインド)を習得し、私たちの生活に法がどのように関わっているのか理解することを目標とします。学生の皆さんが自ら疑問を持ち、理解を深める中で分析能力を養うことを期待します。

成績評価の方法および基準

 成績評価は期末試験(60%)と授業内に行う2回の質問票・小レポート提出(40%)で行います。期末試験問題は第1回から第15回までの講義内容から出題し、知識・理解の定着を評価します。授業への貢献として、授業の中で質問票・小レポートの提出を2回求めます。質問票・小レポートを通して、皆さんの理解を確認し、疑問点を明らかにします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『日本の法(第2版)』緒方佳子、豊島 明子、長谷河亜希子編日本評論社
教科書
参考文献

準備学修の内容

 毎回の講義に関する教科書の該当部分を示しますので、それを確認し、予習してください。復習として、分からなかった点や疑問に思った点をノートに箇条書きにしてください。不明点・疑問点については授業後に質問するか、質問票に記入してください。

その他履修上の注意事項

・配布資料、教科書を必ず持ってきてください。 ※配布資料はLMS上で各自で印刷して持参してください(LMS上にある資料は配布しませんのでご了承ください)。
・試験当日は、配布資料、手書きノートのみ持ち込み可とします。

授業内容

授業内容
第1回導入(オンライン授業で行う。)
第2回どのような法があるか:法の種類・分類、世界の法系
第3回日本の法律家、法律に関する職業
第4回法の実現過程:制定、実施、裁判
第5回法の機能:社会における法の機能(オンライン授業で行う。)
第6回法の解釈、法的思考(リーガルマインド)
第7回憲法
第8回民法(所有権・契約法)
第9回民法(不法行為法)
第10回家族と法
第11回刑法手続と法
第12回経済活動と法
第13回行政と法
第14回労働法
第15回社会保障法