担当者 | 陳 佑真教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | SEM-418 |
〇東洋史研究の方法を身につける
この授業は、学問研究の方法を身につけるためのゼミ形式の授業です。受講者の皆さんがそれぞれ東洋史上の関心あるトピックを選択し、それについて調べを進め、成果を発表する能力を養うことを目指します。
授業は輪読発表(前半)・研究発表(後半)の二つの部分から成ります。
まず、中国近世・近代史を中心とした東洋史に関する短いテキスト(一般書や学術論文)をみんなで読解し、何が問題となっているのか、作者はどのような方法を使って問題を解決しようとしたのか、など、担当者が提出したレジュメを元にして話し合うのが第一の部分です。
そして、輪読によって獲得した、問題を設定し調査する力を生かし、皆さん一人ひとりが自ら定めたテーマについて発表して意見を提示し合うのが第二の部分です。第二部分では、調査したいトピック選び・調査の方法・発表資料のまとめ方などについてもアドバイスいたします。
☆1:学術的な文章を読解し、要点をまとめ、著者の意図をくみ取る能力を向上させる。
☆2:自身の関心に基づき学術的な問いを立てる能力を獲得する。
☆3:関心あるテーマについて、調査したことを整理して発表し、他者と議論する能力を獲得する。
ゼミへの参加姿勢(40%・他人への意見や質問など、積極的にゼミに取り組んでいるかどうか)・輪読発表及び研究発表の内容(60%)によって評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | プリントを配布します。 | ||
参考文献 |
輪読では、担当者は事前に担当するテキストを読み、それについて内容の要約・問題意識や方法についての分析・疑問点などを整理し、口頭発表の準備に備えてください。担当者以外の方も事前にテキストを読み、疑問に思った点などを書き留めて質疑応答に備えてください。わからなかった言葉やキーワードについても辞書などを活用し、調べておいてください。
研究では、ご自身の関心や教員の提示するテーマを設定し、レポートを作成してゼミの席で発表できるよう準備を行ってください。
自らの意見を相手に論理的に伝える技術は社会人になってもとても役立ちます。コミュニケーションスキル向上も視野に、積極的にゼミの仲間と話をしましょう。就職活動等による欠席には柔軟に対応しますが、用事がなければ他人の発表回にも必ず参加してください。
担当回数・輪読材料については、履修者数や興味がある方向性によって大きく変わるため、実際に対面した際に皆さんと話し合って決めます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス:前期授業のおさらい・授業概要説明(LMS配信) |
第2回 | 輪読材料の選択と分担決め(対面授業) |
第3回 | 東洋史研究の考え方と手法(対面授業) |
第4回 | 前半 輪読発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第5回 | 前半 輪読発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第6回 | 前半 輪読発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第7回 | 前半 輪読発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第8回 | 前半 輪読発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第9回 | 各自の振り返り・後半の担当の割り当て(対面授業) |
第10回 | 後半 研究発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第11回 | 後半 研究発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第12回 | 後半 研究発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第13回 | 後半 研究発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第14回 | 後半 研究発表・質疑応答及びコメント(対面授業) |
第15回 | 各自の振り返り(対面授業) |