創作作品制作演習Ⅱ
担当者河島 由弥
単位・開講先選択  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリングJLN-204

授業の概要(ねらい)

「漢字かな交じり研究Ⅰ」の内容をふまえ、漢字かな交じり書をどのように表現すればよいのかを考えます。Ⅱでは、かなの古典の学習を通して、漢字とかなの調和やその表現に対する理解を深めることを目指します。

授業の到達目標

(1)漢字の古典やかな古筆の特徴を理解する。
(2)漢字の古典やかな古筆を基にした表現を身につける。
(3)漢字とかなの調和を理解し、作品に応用する知識・技能を身につける。

成績評価の方法および基準

提出物・創作作品(70%)、その他、授業への取り組みなどの平常点(30%)で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜、プリントやレジュメを配布します。
参考文献

準備学修の内容

漢字かな交じりの書は現代日本語を表現し、そのテーマは多岐におよびます。授業時間以外、手書き文字をはじめ、活字やイラスト文字、デザイン文字などの身の回りに広がる多様な文字表現を意識するようにして下さい。

その他履修上の注意事項

毛筆実技や作品鑑賞中心に授業を行います、毛筆書道道具は必ず持参してください。専門的な内容を取り上げることもありますが、書道経験の有無は問いません。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回単体の学習➀
「いろはうた」を書く
第3回単体の学習②
「いろはうた」を書く(用筆による表現を考える)
第4回連綿の学習➀
連綿の基礎
第5回連綿の学習②
ひらがなの連綿について考える
第6回かなの古典のヒントにした表現➀
第7回かなの古典のヒントにした表現②
第8回かなの古典のヒントにした表現③
第9回かなの古典のヒントにした表現④
第10回「散らし書き」に挑戦
漢字かな交じり書における散らし書きについて考える
第11回創作・俳句を書く➀
第12回創作・俳句を書く②
第13回創作・短歌を書く➀
第14回創作・短歌を書く②
第15回まとめと課題提出