担当者 | 坂本 喜代子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | THE-401 |
本演習は教育方法学の演習であり、対象と言葉、言葉と言葉との関係を問い直し、言葉を通した理解と表現についての思考力・判断力・表現力等を身に付けることを目指している。そのため、教育活動での教師と学習者との相互関係、学習者同士の相互作用、国語科教育の授業研究(教育内容・教育方法・授業分析)について探究していく。今期の教育学演習Ⅰでは、授業研究の基本的な方法を模擬授業も交えながら主として文献から学び、これに続く教育学演習Ⅱでは、グループワークによる単元開発や授業分析を中心とした授業研究を行う。
・文献研究やディスカッションを通して、教育研究の基本的事項を修得する。
・特定主題に基づき、教材研究・文献研究・実践分析について理解し他者に説明できる。
・発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置付けを考察することができる。
・平常点:90% 授業内で行う学習活動への参加、指定課題の提出、ミニレポート等。本授業は演習科目であり、グループでのディスカッションを中心に行うので、全回出席することは基本である。
・小論文:10%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『小学校学習指導要領解説 国語編』(2017) | 文部科学省 | |
教科書 | 『思考を鍛えるレポート・論文作成法[第3版]』(2019) | 井下千以子 | 慶應義塾大学出版会 |
参考文献 | 『対話的コミュニケーションが生まれる国語』(2017) | 坂本喜代子 | 溪水社 |
・自己の研究テーマに沿って文献を読みまとめる。
・授業研究に向けて、教材研究・指導案作成・模擬授業等をグループで準備する。
・授業では、実の場を設定し多様な言語活動を行う。自己の研究テーマと結びつけ問いを生成する。
・相手意識と目的意識を明確にもち、コミュニケーションを通して自己を表現し他者への理解を深めてほしい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 国語科授業とは何か 授業分析論1「授業記録の作成と分析の方法」 |
第2回 | 教授・学習活動論①「国語科教育における指示・説明・発問・板書等の技術」について |
第3回 | 教材研究論①「文章構成とプロットを考える言語活動」について |
第4回 | 模擬授業実践とその分析①「文学的文章を読むことの模擬授業」について |
第5回 | 教材研究論②「批判的思考力を育てる言語活動」について |
第6回 | 模擬授業実践とその分析②「説明的文章を読むことの模擬授業」について |
第7回 | 教材研究論③「読書と言語活動」について |
第8回 | 模擬授業実践とその分析③(文学的文章を活用する模擬授業) |
第9回 | 教授・学習活動論②「情報活用・ICT教育と言語活動」について |
第10回 | 教授・学習活動論③「身体表現と言語学習」について |
第11回 | 教授・学習活動論④「質的研究と言語活動」について |
第12回 | 教授・学習活動論⑤「コミュニケーション教育と言語活動」について |
第13回 | 教授・学習活動論⑥「創作活動と言語活動」について ※ゲストティーチャーによる講演 |
第14回 | 教授・学習活動論⑦「対話的な国語の授業」 ※ゲストティーチャーによる講演 |
第15回 | 教授・学習活動論⑧「コミュニケーションと教育」について ※オンライン(LMS) |