授業の概要（ねらい）

観光立国政策を国家の成長戦略の柱として掲げ、日本政府は観光先進国を目指してこれまで取り組み、その成果が確実に出てきている中で、COVID-19の直接的な影響を受けている。COVID-1９の状況を踏まえながら、ますます重要性の増してきている持続可能な観光地経営という観点から、本授業は海外の観光先進国の観光戦略を調査・分析し、国際的な視点から日本の観光立国政策と諸外国の観光政策との相違点を把握し、今後のあるべき日本の観光立国政策の方向性について学修する。主要観光先進国の観光戦略について①観光政策、②観光資源・観光地、③観光市場動静の３分野から分析を行い、それぞれの観光戦略の特徴を明確化する。併せて、持続可能な観光地域づくりを志向し国際的に注目されているアドベンチャーツーリズムに対する主要観光先進国の取り組みについて調査・分析し、日本の観光立国政策との相違点について把握し、今後の方向性を確認する。
国際観光政策に知見を有する外部講師を招聘し、より実践的で深い知識の修得を行う。
観光立国政策において早期の観光地経営人材の育成が強く求められている中で、本授業を通して、観光地経営を担うことができる人材の育成を目指す。

授業の到達目標

世界の観光市場の動向や国際観光に関する基礎知識を修得し活用することができる。
日本政府が推進する観光立国政策、国際観光の現状、展望を正しく理解し、解説することができる。
日本と海外観光先進国の観光資源・観光地の特性の違いを理解し、解説することができる。
持続可能な観光地経営について正しく理解し、解説することができる。
海外の観光先進国の状況を正しく理解し、日本の観光政策に対する改善提言をすることができる。

成績評価の方法および基準

①課題の提出状況・評点②中間テスト③期末テストを実施し、累積成績によって評価する。
それぞれの評価割合は①20%②40％、②40％とする。

教科書・参考文献

準備学修の内容

授業終了時に授業で使用した資料はLMSにUPするので、その内容を復習し、理解を深めること。
新聞、T VメデイアやW E B媒体などから主体的に問題意識を持って国際観光に関わる情報収集、分析に務めること。
国際観光に関する知識の習得に継続的に取り組むこと。
課題については回答を取りまとめ期限厳守で提出すること。

その他履修上の注意事項

自ら積極的に国際観光関連の基礎知識を修得し、観光に関わる課題の認識、解決策の提案を主体的に行う積極性を期待する。
授業の進行ならびに諸般の事情により、授業計画を変更する場合があるので、各回授業の説明に注意すること。

授業内容