西洋史籍講読3-Ⅲ
担当者能勢 和宏教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングHEA-405

授業の概要(ねらい)

イアン・カーショー『地獄の淵から:ヨーロッパ史1914-1949』を読み、第一次世界大戦から第二次世界大戦に至るヨーロッパの現代史を学びます。
受講者は同書を分担してそれぞれ2回ずつ発表を行います。各授業回の後半では、受講者全体でディスカッションを行います。

授業の到達目標

・ヨーロッパ現代史の基本知識を身に着ける。
・口頭発表のスキルを向上させる。
・積極的にディスカッションに参加できるようになる。

成績評価の方法および基準

・口頭発表(60%)
・ディスカッションへの取り組み(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『地獄の淵から:ヨーロッパ史1914-1949』イアン・カーショー著、、三浦元博訳白水社

準備学修の内容

事前に該当箇所を読み、新たな気づきや疑問点などをまとめたうえで、授業に臨む。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回・授業の概要を説明する
第2回・概説「自滅時代のヨーロッパ」を読む
・レジュメの作り方、同書の概要を把握する
第3回・第1章「瀬戸際で」を読む
・第一次世界大戦に至るヨーロッパの混乱を学ぶ
第4回・第2章「大惨事」を読む
・第一次世界大戦の展開と影響を学ぶ
第5回・第3章「不穏な平和」を読む
・第一次世界大戦後の講和の特徴を学ぶ
第6回・第4章「火山の上で踊る」を読む
・「黄金の20年代」と呼ばれる戦間期の政治・経済・文化的な特徴を学ぶ
第7回・第5章「迫りくる暗雲」を読む
・世界恐慌がもたらしたヨーロッパの混乱を学ぶ
第8回・これまでの授業のまとめ
・第一次世界大戦がヨーロッパにもたらした変化について考察を深める
第9回・第6章「危険地帯」を読む
・ドイツ、イタリア、ソ連で樹立する独裁政権を学ぶ
第10回・第7章「奈落へ」を読む
・融和外交、人民戦線の失敗などを通じて、第二次世界大戦に至る経緯を学ぶ
第11回・第8章「生き地獄」を読む
・第二次世界大戦の展開と影響を学ぶ
第12回・第9章「暗い数十年の静かな変化』」を読む
・1910年代~40年代のヨーロッパ社会・文化の変化を学ぶ
第13回・第10章「灰の中から」を読む
・第二次世界大戦終結後に再建されるヨーロッパの特徴を学ぶ
第14回・授業の総括
・二度の世界大戦がヨーロッパにもたらした変化について考察を深める
第15回・オンライン授業
・戦後ヨーロッパの見取り図を説明する