担当者 | 能勢 和宏教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HEA-406 |
イアン・カーショー『分断と統合の試練:ヨーロッパ史1950-2017』を読み、ヨーロッパ戦後史を学びます。
受講者は同書を分担してそれぞれ2回ずつ発表を行います。各授業回の後半では、受講者全体でディスカッションを行います。
・ヨーロッパ現代史の基本知識を身に着ける。
・口頭発表のスキルを向上させる。
・積極的にディスカッションに参加できるようになる。
口頭発表(60%)、ディスカッションへの取り組み(40%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『分断と統合の試練:ヨーロッパ史1950-2017』 | イアン・カーショー著、三浦元博訳 | 白水社 |
事前に該当箇所を読み、新たな気づきや疑問点などをまとめたうえで、授業に臨む。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ・授業の概要を説明する |
第2回 | ・第1章「緊張下の大陸分断」を読む ・冷戦下の東西ヨーロッパの対立と核問題を学ぶ |
第3回 | ・第2章「西欧の誕生」を読む ・西ヨーロッパ諸国で見られた民主主義体制と脱植民地化の進展を学ぶ |
第4回 | ・第3章「鉄のたが」を読む ・ソ連、東ヨーロッパ諸国の体制の特徴と、ポーランド・ハンガリーにおける改革の失敗を学ぶ |
第5回 | ・第4章「良き時代」を読む ・西ヨーロッパの経済発展と、統合の進展を学ぶ |
第6回 | ・第5章「破局のあとの文化」を読む ・戦後ヨーロッパの文化的特徴を学ぶ |
第7回 | ・第6章「異議申し立て」を読む ・1968年に西ヨーロッパで発生した抗議運動とチェコスロバキアで発生した「プラハの春」を学ぶ |
第8回 | ・ここまでの授業のまとめ ・第二次世界大戦後、ヨーロッパがどのように再建され、そこにどのような問題が含まれていたのかを考える |
第9回 | ・第7章「転換」を読む ・1970年代以降、西ヨーロッパ諸国が新自由主義を採用し、南ヨーロッパ諸国で民主主義体制が建設されていく過程を学ぶ |
第10回 | ・第8章「変化の東風」を読む ・ゴルバチョフ政権樹立の影響と、1980年代の文化的特徴を学ぶ |
第11回 | ・第9章「民衆パワー」を読む ・東欧共産主義体制の崩壊と、東西ドイツ統一について学ぶ |
第12回 | ・第10章「再スタート」を読む ・ユーゴスラビア内戦、東欧の民主化、西ヨーロッパにおける極右の台頭について学ぶ |
第13回 | ・第11章「危険にさらされる世界」を読む ・21世紀に入り深刻化するテロ問題と、EUへの批判の高まりを学ぶ |
第14回 | ・第12章「危機の歳月」を読む ・ユーロ危機、難民危機、ブレグジットを学ぶ |
第15回 | ・オンライン授業 ・授業の総括 ・後記「新たな不安時代」を読み、ヨーロッパの行く末を考える |