民俗学Ⅱ
担当者鈴木 敏弘
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングCUA-202

授業の概要(ねらい)

 民俗学とは、各地に伝えられている生活習慣を素材として、人々の生活の変遷を明らかにし、そこから過去の事象を探ったり、地域の生活誌を記す学問です。
 我々の生活の中では、理由はわからないものの、なぜか習慣的に行っていることがあります。習慣的に行われていると言うことは、そこに何かの理由があるのです。本講義では、その理由を考えてみたいと思います。
 具体的には、民俗学の基本的な知識や方法、人生儀礼をテーマに講義したいと思います。
 民俗学の基本は、資料の収集と分析です。民俗学を学ぶことの第一歩は、聞き取り調査です。受講者の皆さんには、祖父母・父母・近所の方などから聞き取りをしてもらい、民俗学を体感してもらいたいと思います。

授業の到達目標

 民俗学という学問の特質が理解できる。
 自分の家では、現在どのような人生儀礼が行われているのかを把握できる。
 現在の生活習慣の根源に何が存在しているのかが理解できる。

成績評価の方法および基準

 期末試験・授業態度・出席(出席が不足する場合にはマイナス評価もしくは単位がでません)を総合的に勘案して評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書とくにありません。
参考文献

準備学修の内容

 自分祖父母・父母・親戚から自分の家で行われている人生儀礼を聞いておく。

その他履修上の注意事項

 講義中ノートをとること。病気等やむを得ない場合以外は必ず出席すること。
 進捗状況により、内容を変更する場合があります。
13回目 12月23日 と 14回目 1月6日の間にLMSに録音データを入力します。死者の儀礼②がLMSになります。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス・民俗学とは何か
第2回 民俗学の方法
第3回 民俗学と隣接諸科学
第4回 民俗学の歴史
第5回 民俗学の対象
第6回 民俗調査の方法
第7回 人生儀礼とは何か
第8回 出産生育儀礼
第9回 子どもの儀礼
第10回 若者の儀礼
第11回 婚姻儀礼①
第12回 婚姻儀礼②
第13回 死者の儀礼① 12月23日
第14回 死者の儀礼② LMS録音12月23日以降1月5日までの間にUPします。早めにUPします。
第15回 まとめ・試験 1月6日