担当者 | 野神 隆之 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-210 |
当講座(エネルギー経済Ⅰ及びⅡ)は、エネルギー経済の基本的事項を解説することを通じ、現状及びその背景と関連する内容を含め世界のエネルギー情勢の全体像と本質を理解し、その中での日本の位置付けを把握するとともに、世界(及び日本)のエネルギー情勢の将来を展望するために必要な知識や考察方法を習得することを目的とする。秋学期(エネルギー経済Ⅱ)については石油・天然ガス産業及び石油・天然ガス企業戦略(そしてこれは他の産業における企業にも相通ずるものがある)、電力エネルギー及び再生可能エネルギーを理解するうえでの基本的知識、そして地球環境問題等を中心に取り扱う予定であるが、エネルギー経済についての理解を深めるうえでタイムリーな話題等がマスメディア等によりもたらされた場合には、それをどのように理解すべきかなどにつき適宜解説を加えるといった機会を設けることもありうる。なお、以下に記載した授業の計画は暫定的なものであり、今後若干の変更が加えられる可能性がある旨御了承されたい。また、本講座は春学期(エネルギー経済 I)を受講しない学生にも理解できるような授業内容を予定しているが、包括的なエネルギー経済の理解のために、学生は秋学期(エネルギー経済Ⅱ)に加えて春学期(エネルギー経済Ⅰ)についても受講することが望ましい。
エネルギーⅠ及びⅡの両講座を受講することにより、マスメディア等を通じて入ってくる、世界(そして日本)のエネルギー情勢に関する数多ある情報に関し、正しく理解し考察するとともに、将来を展望する力を身につけることを目標とする。また、秋学期については、石油・天然ガス産業、主要エネルギー源の各論及び地球環境問題につき理解するとともにそれらにつき説明できるようにすることを目指す。
期末試験の成績を成績評価の基本とするが、他の要素を加える可能性もある。なお期末試験実施の際、配布資料やノート類等の持ち込みは可とする予定である(詳細は別途授業内で指示する)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業を進めるうえで必要と考えられる資料及び文献等は適宜配布する予定である。 | ||
参考文献 |
予習:配布資料等において、予定される授業内容に該当する箇所につき、事前に目を通しておく。
復習:授業内容(配布資料該当箇所、ノート等)につき再確認し、理解として定着させる。
また、学生は日頃から新聞、雑誌、テレビ、及びインターネットを含むメディアなどを通じエネルギーに関する情報に触れ、自分なりに考える努力をすることが望ましい。
当講座ではエネルギー経済の本質に触れて頂くべく、多少の専門知識を使用することを考えているが、学生でも理解が容易となるよう平易な説明を心がける予定である。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | エネルギー情勢を理解するうえで重要な基本事項(エネルギー経済Ⅰのおさらい)(オンデマンド形式により実施予定) |
第3回 | 石油・天然ガス産業の基礎 |
第4回 | 石油・天然ガス産業の歴史①:近代石油・天然ガス産業の始まり |
第5回 | 石油・天然ガス産業の歴史②:セブンシスターズ、そしてOPECの時代 |
第6回 | 石油・天然ガス企業の戦略:最近の石油・天然ガス企業の戦略 |
第7回 | 電力エネルギー |
第8回 | 地球環境問題①:地球環境問題とは何か? |
第9回 | 地球環境問題②:地球環境問題の経緯 |
第10回 | 地球環境問題③:地球環境問題への対処方法 |
第11回 | 再生可能エネルギー①:基本的事項 |
第12回 | 再生可能エネルギー②:現状 |
第13回 | 再生可能エネルギー③:課題 |
第14回 | エネルギー情勢と私達の社会の将来を展望するうえで |
第15回 | 総括と期末試験 |