| 担当者 | 若山 昇教員紹介 | |
|---|---|---|
| 単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経済学科] | |
| 科目ナンバリング | MOF-201 | |
はじめて金融のことを学ぶ学生でも、金融のしくみを、わかりやすく講義する。
日本の金融・経済の現状を見つめ、われわれが直面するさまざまな金融の問題を浮き彫りにする事を通して、
金融に対する理解を深める。さらに、経済・金融の理論を学ぶとともに、金融制度の最新の知識を身に付ける。
このため、授業では討論や発表を積極的に取り入れる。
① 現代経済社会における生きた金融の諸機能・特質を理解し、これらを議論できることが、授業の到達目標である。
② そのため、現実の金融界の状況を、できるだけ分かりやすい例で解説し、理論と実践の双方から金融をとらえる。
■授業方法:
授業の主役は学生である。
講義に加えて、グループ活動・討論・発表も行なう。
なお、授業では教室内で知識を習得するだけでなく、実際に日本銀行や東京証券取引所等の見学も行なう予定。
*発表・討論等によるクラス貢献度と課題提出(45%)、レポートまたは試験(55%)を総合して評価する。
■評価の基準 (達成レベルと成績の目安):
S:特に優秀であり、金融論で学習したことを、いつでも、どこでも十分に使いこなして議論することができる。
A:優秀であり、教科書・ノート・プリント等を見れば、金融論で学習したことで、議論することができる。
B:授業で学習したこと、教科書に書かれたことは何とか理解でき、何とか問題を解くことはできる。
C:授業で学習したこと、教科書に書かれたことの理解が、難しい。単位取得の最低レベルにすぎない。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 家森信善 | 『金融論』 | 中央経済社 |
| 参考文献 |
発表課題では、当該課題をPowerPointにまとめること。
なお、学生の理解を助けるために、課題を出すことがある。
*希望者多数の場合には、抽選・課題による履修者の選抜を行うことがある。
*授業では、できるだけ金融に興味が持てるように配慮する。
*単位取得のみを目的とするのでなく、積極的に授業に参加することが必要となる。
*自分が興味の持てる分野を発見し、学んだ知識を利用して、更に自ら探究することができれば素晴らしい。
*なお、授業でスマホとノートPCを使うことがあるので、準備されたい。
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | ガイダンス、授業の方針、内容、金融とは何か |
| 第2回 | 身近な問題と金融論 |
| 第3回 | 貨幣の役割 |
| 第4回 | 新しい貨幣 |
| 第5回 | 金利とは |
| 第6回 | 金融市場の概要 |
| 第7回 | 経済状況の把握 |
| 第8回 | 経済分析のモデル |
| 第9回 | 金融政策の課題 |
| 第10回 | 中央銀行の機能 |
| 第11回 | 金融政策の現状 |
| 第12回 | 金融システムの役割 |
| 第13回 | 日本の金融システムの特徴 |
| 第14回 | 金融機関の役割 |
| 第15回 | 銀行の課題 |