担当者 | 野口 剛教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | HUG-202 |
この授業は、地形や地名といった地理的条件を基礎として、その上に古文献や発掘事例からわかる歴史的現象を把握していこうとするものです。具体的には、東京の地形を歴史的な見地からみたテキストを使って、多くの作業を行っていきます。作業には地図帳や歴史資料集なども使いますので、各自で持参して下さい。地名や地理用語・歴史用語などを調べる必要もあるので、辞典・用語集なども準備しておいて下さい。
①地理空間を歴史的な観点から把握する方法を身につけることができる。
②東京の地理的特徴を理解する。
③日本の近世・近代に関する歴史的用語を理解する。
この授業で評価を受けるためには全体の3分の2以上の回数に出席することが必須条件となります。その上で、評価は普段の授業における作業への積極的な参加45%、期末レポート55%の割合で判定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 『「水」が教えてくれる東京の微地形の秘密』、2019年 | 内田宗治 | 実業之日本社 |
教科書 | 『新詳高等地図』、2020年 | 斎藤正義ほか | 帝国書院 |
参考文献 | 『歴史は景観から読み解ける 初めての歴史地理学』 | 上杉和央 | ベレ出版 |
毎回出される課題を次回までにやってきて、提出する必要があります。それをもって出席の証明とします。
この授業を契機として、なるべく多くの文献を読めるようにして下さい。前期ではおよそ10冊程度を目標にして下さい。なお、「授業の計画」に示された進度については、受講者の希望や作業の進捗状況で変更する可能性もあります。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 授業の進め方と評価の方法について(オンライン授業) |
第2回 | 東京をとりまく自然地形 |
第3回 | 中世までの状況 |
第4回 | 皇居の東側(1) |
第5回 | 皇居の東側(2) |
第6回 | 皇居の西側 |
第7回 | 御茶ノ水界隈 |
第8回 | 東京低地 |
第9回 | 神田川左岸の台地 |
第10回 | 神田上水 |
第11回 | 池袋界隈 |
第12回 | 渋谷の南東部 |
第13回 | 上野界隈 |
第14回 | 玉川上水 |
第15回 | 東京の島嶼 まとめと振り返り(オンライン授業) |