歴史地理学Ⅱ
担当者野口  剛教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングHUG-302

授業の概要(ねらい)

 この授業は、地形や地名といった地理的条件を基礎として、その上に古文献や発掘事例からわかる歴史的現象を把握していこうとするものです。具体的には、京都の歴史をあつかった著書を読みながら、それらについて考えていくものです。地図帳や歴史資料集などが必要であり、各自で持参して下さい。また、日本史用語集や日本史辞典などがあると役立ちます。

授業の到達目標

 ①地理空間を歴史的な観点から把握する方法を身につけることができる。
 ②地図の読み取りに習熟する。
 ③古代文献で使われている用語に慣れる。

成績評価の方法および基準

 授業全体の3分の2以上の出席することが成績評価を受ける最低条件となります。成績評価は毎回提出する課題が約36%、学期末レポートが全体の64%という割合で算出されます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『京都の歴史を歩く』小林丈広・高木博志・三枝暁子岩波書店
教科書『新詳高等地図』帝国書院編集部帝国書院
参考文献ex. 日本史用語集山川出版社
参考文献ex. 最新版日本史辞典角川書店

準備学修の内容

毎回、課題を出しますので、それをやって、授業終了時に提出して下さい。

その他履修上の注意事項

 この授業を契機として、なるべく多くの本を読めるようにして下さい。なお、「授業の計画」に示された進度については、状況によって変更する可能性もありますので、あらかじめ承知しておいて下さい。

授業内容

授業内容
第1回授業の進め方と評価の方法
第2回室町と山鉾の道
第3回開化と繁華の道
第4回清水坂の歴史と景観
第5回キリシタンの道
第6回鴨東開発の舞台
第7回大礼の道
第8回「日本国王」の道
第9回災害の痕跡を歩く
第10回志士の道
第11回学都京都を歩く
第12回朝鮮通信使の道
第13回牛馬の道
第14回古典文学と嵐山・嵯峨野の近代
第15回まとめ (オンライン授業)