担当者 | 今野 久子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | TPA-305 |
近年、良好な環境や地域の価値の維持向上のための住民・事業主等による取組みが「エリアマネジメント」として体系化・提唱されている。本演習と並行して開講する「エリアマネジメント論」では、主に「エリアマネジメント推進マニュアル(国土交通省、平成20年度)」に沿ってその基本的な考え方の理解を目指している。
本演習では、上記の基礎的理解を踏まえて、住宅地および商業地という地域特性の違いに着目し、具体の事例を対象としてエリアマネジメントの実践について理解を深めることを目指す。住宅地に関しては空き家活用(日野市百草 みなもぐの家など)をテーマに検討する。また、商業地に関しては先進事例(大丸有地区)を対象に資料調査を行う。エリアマネジメントは多様な主体の協働の取組みであるため、本演習も教員からの話題提供とともにグループワーク形式での演習を行う。グループワークの結果は全員によるプレゼンテーション、および質疑応答を行う。
なお、受講者の関心等をもとに必要に応じ関係者をゲスト講師として招聘する機会をつくる。
①住宅地のエリアマネジメントに関して、空き家活用による地域課題の解決に向けた活動計画・取組み実践案について意見を述べることができる。
➁商業地のエリアマネジメントに関して、先進事例の活動概況とポイントについて説明することができる。
③グループワークにおいて意見交換・とりまとめを行い、結果を分かりやすく伝えるよう発表し、積極的に質疑応答することができる。
評価は、講義に関するリアクションペーパーが30%、グループワークに向けた準備としての個人課題レポートが20%、グループワークへの参加・積極的貢献が30%、グループワークの成果発表・質疑応答が20%の配分によって総合的に評価する。なお、提出物については期限に遅れるとグループ検討に支障をきたすため厳しく減点評価し、またひとつでも提出をしないものがある場合には単位を認められないので十分留意されたい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 以下の資料・参考書を適宜用いるほか、授業のなかで必要に応じて適宜紹介する。 | ||
教科書 | 「エリアマネジメント」に関するホームページ掲載資料(エリアマネジメント推進マニュアル等) | 国土交通省 | |
教科書 | 「日野市 まちと空き家の学校」に関するホームページ掲載資料 | 日野市都市計画課 | |
参考文献 | (2015)『解決!空き家問題 ちくま新書1153』 | 中川寛子 | 筑摩書房 |
参考文献 | (2008)『地域と大学の共創まちづくり』 | 小林英嗣他 | 学芸出版社 |
参考文献 | (2012)『多摩ニュータウン物語 オールドタウンと呼ばせない』 | 上野淳・松本真澄 | 鹿島出版会 |
まちづくりは、日常生活のあらゆる分野が総合的に関連するため、日頃から新聞、雑誌、メディア情報等を通して地域・社会の現状に広く関心を寄せるようにしてほしい。
〇本演習の履修にあたっては、「エリアマネジメント論」を履修(単位修得済)、または担当教員の「演習」を履修(履修中、または単位習得済)していることを基本とする。
〇総体的な理解を促すため、春・秋学期の通年での履修が望ましい。
〇第1回目の授業(オンライン)においてグループ編成のための人数調整(適宜)について伝えるので、必ず受講・確認すること。
〇講義やグループワークの妨げとなる行為を厳に慎むこと。特に他の受講学生に迷惑となる行為は退席を願い、評価の減点対象とする。
〇学修スケジュールは、受講者の理解関心や進捗等により若干修正する可能性もある。また当然ながら、外出制限等の社会状況や現地の状況等に応じ適切な対応を図るので留意されたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション エリアマネジメントとは ※オンライン ※グループ編成のための人数調整(適宜)について伝えるので、必ず受講・確認すること |
第2回 | 住宅地域のエリアマネジメント① 講義:多摩ニュータウンの概況(都市開発と市民意識) |
第3回 | 住宅地域のエリアマネジメント② 講義:空き家の現状と対策 |
第4回 | 住宅地域のエリアマネジメント③ 講義:空き家活用の事例、主なデータベース例 ※個人課題レポート出題:空き家活用による地域課題の解決のための検討・活動テーマ |
第5回 | 住宅地域のエリアマネジメント④ グループワーク:現地調査 / グループの検討・活動テーマ、役割分担、スケジュール案 (課題解決のための事例調査、現地調査、ヒアリング調査、活動実践等) ※個人課題レポート提出:空き家活用による地域課題の解決のための検討・活動テーマ ※各グループのスケジュール提出 |
第6回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑤ グループワーク:課題解決のための事例調査、現地調査、ヒアリング調査、活動実践 等 |
第7回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑥ グループワーク:課題解決のための事例調査、現地調査、ヒアリング調査、活動実践 等 |
第8回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑦ グループワーク:課題解決のための事例調査、現地調査、ヒアリング調査、活動実践 等 ※オンライン |
第9回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑧ グループワーク:課題解決のための事例調査、現地調査、ヒアリング調査、活動実践 等 |
第10回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑨ グループワーク:発表資料作成 |
第11回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑩ グループワーク成果の発表 |
第12回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)① 講義:大丸有エリアマネジメント協会の概況、丸の内地区の現況 ※個人課題レポート出題:大丸有地区のエリアマネジメントの活動概況(ハード・ソフト) |
第13回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)② グループワーク:大丸有地区のエリアマネジメントの活動のポイント ※個人課題レポート提出:大丸有地区のエリアマネジメントの活動概況(ハード・ソフト) |
第14回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)③ グループワーク:発表資料作成 |
第15回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)④ グループワーク成果の発表、春学期の総括 ※以上の学修スケジュールは、受講者の理解関心や進捗等により若干修正する可能性もある。また当然ながら、外出制限等の社会状況や現地の状況等に応じ適切な対応を図るので留意されたい。 |