担当者 | 佐藤 宏樹 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [人間文化学科] | |
科目ナンバリング | ENS-202 |
この講義では、環境問題を交えつつ、国際的社会課題の指標となっているSDGsの観点から現在世界中で問題となっている社会課題について学び、近年盛んになっているソーシャルビジネスの視点から解決策を模索していきます。
また、キャリアサポートの観点から社会で必須スキルとなっているプレゼンテーション能力をはじめとするコンピテンシー能力の養成も行っていきます。そのため、講義スタイルは複数人で課題に取り組むグループワークを主体とします。グループメンバーで取り組む課題を決め、それらについてのワークや協力してリサーチを行ないながら、課題解決策を考案していきます。その上でプレゼンテーションとフィードバックなど、グループを超えた双方向の関わりを通して、アイディアをブラッシュアップし、講義の最終成果物を作り上げていきます。
*コロナの影響により授業の実施方法がシラバス執筆時点(2021年2月)で不透明なため、授業が始まる数日前には念の為LMSを確認するようにしてください。
社会課題の解決策立案を通して、現代社会にはソーシャルビジネスというビジネスモデルがあることを知り、各々のキャリア選択のひとつとして意識づけしていきます。また課題への取り組みを通して課題解決型思考や論理思考を身につけます。
授業への出席は基本とし、授業への主体的な参加度(グループワークやダイアローグ、プレゼンテーションなど)を70%、期末課題を30%目安として、総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 必要な参考文献・資料は講義中にお伝えします。また興味のある事例についてWebや新聞、ニュースなどから情報として得ておいてください。 | ||
参考文献 |
環境問題を含む社会課題は日々新しい情報や事例が出てきています。そのため、最新事例をWebや新聞、ニュースなどを用いて常にインプットしておきましょう。普段使用している使い慣れたツール(Twitter、Facebook、スマートフォンアプリなど)でも構いません。大事なのはいかに関連する情報に触れているかです。さらに、興味を持った内容についてはより深く情報を集め、可能であれば関連する文献を読んでおくと良いです。
*重要 この講義はグループワーク形式がメインとなる参加型授業です。各自が主体的な参加姿勢を持ち参加してもらいたいと思います。
課題への取り組むグループ編成に関して、受講人数や興味関心の差異によりグループのサイズは講義内で調整します。
実際のカリキュラムは進捗や理解度によって変更になる可能性があります。その際は講義の中でお知らせします。
この講義は佐藤が受け持っている3つの講義(エコビジネス概論:1年後期〜、環境関連法規入門:2年前期〜、環境系キャリアサポート概論:2年後期〜)と連携しており、発展編に位置付けられます。受講する順番は自由ですが、連続して受講すると理解が深まると思います。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション 【オンデマンド授業】 |
第2回 | ソーシャルビジネスモデルの概要について / 世の中にあるソーシャルビジネスを探し出す |
第3回 | リサーチ課題プレゼンテーション / ソーシャルビジネスの「仕組み」を考える |
第4回 | ソーシャルビジネスの事業モデル(営利・非営利・企業内活動) / マーケティング理論 |
第5回 | ビジネスのもと「社会課題」を見つける |
第6回 | ビジネスプラン立案作業 |
第7回 | ビジネスプラン立案作業 / スライド制作法レクチャー |
第8回 | プラン内容の現状共有 / フィードバック |
第9回 | ロジカルシンキングレクチャー / リサーチ作業、プレゼンテーション準備など |
第10回 | プレゼンテーションスキルレクチャー(基礎編)、プレゼンテーション準備 |
第11回 | プレゼンテーションスキルレクチャー(応用編) |
第12回 | リサーチ作業、プレゼンテーション準備など |
第13回 | ソーシャルビジネスプランプレゼンテーション① |
第14回 | ソーシャルビジネスプランプレゼンテーション② |
第15回 | 授業リフレクション |