担当者 | 井上 一郎教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [自己啓発支援科目] | |
科目ナンバリング | CAE-208 |
皆さんの就職活動に際して必要な、企業研究について勉強します。
企業のホームページや有価証券報告書の見方や成長性、収益性、安定性といった企業分析について、具体的に企業の公表決算数字を用いて勉強します。
企業研究がより深く出来るようにするために、貸借対照表、損益計算書そしてキャッシュフロー計算書の見方、加えて財務分析として研究企業の売上や利益の動向把握、自己資本比率、そして自己資本利益率(ROE)の計算と数字の読み方について勉強します(一部春学期授業でも説明しましたが、もう少し詳しく説明します)。
また、そもそも企業を取り巻く日本経済を理解する上で最低限必要な経済学と金融の知識についても、出来るだけ簡単に分かりやすく授業をします。
講義は私が参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」と「知らないと損する経済とおかねの超基本1年生」等をベースとして作成する資料を基に行います。
履修者数がある程度集まった場合は、上記講義に加えて、グループを組成してグループで選定した企業を就職先としてどうなのかといった企業研究を進めていただき、授業内で発表してもらうということも考えます。
この授業は、私自身のメガバンク、証券会社、食肉卸売企業、資金決済企業そして医療機器メーカーにおける経営、経営企画、管理、営業といった実務経験に基づき、講義を行います。
特に、新卒採用業務や経営をテーマに、企業が学生に期待することを中心にお話をして、皆さんの就職活動へのモチベーションが高まることを狙いとして講座を構成します。
就職活動準備として、企業研究に最小限必要な知識を身に付けます。その為に以下を習得します。
企業のホームページの構成と内容を理解します。
企業の成績表と言われる貸借対照表、損益計算書そしてキャッシュフロー計算書とは何か、そして何を読み取れるのかを覚えます。
企業はどの様な考えの下、戦略が組まれ経営されているのか、財務、組織、人事それぞれの概要を把握しながら、理解していきます。
グループ活動が出来た場合は討議を通じて、発言する勇気、他者に対する配慮等について勉強しながら、就職活動に必須の企業研究が出来るようにします。
講義形式の授業に関しては、傾聴姿勢と課題提出を3回求めて、その課題内容への取り組み、そして、期末に実施する小論文テストの内容評価で成績評価します。
履修者数がある程度集まった場合は、講義に加えてグループ活動をします。グループ活動に関しては参加姿勢やグループ討議への準備状況や発表内容等を評価します。グループ活動が出来た場合は、講義形式を50%、グループ活動を各50%として評価致します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 日本のマネジメントの名著を読む | 日本経済新聞社編 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | ざっくりわかる企業経営のしくみ | 遠藤功 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 経営の基本 | 武藤泰明 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 知らないと損する経済とおかねの超基本1年生 | 大江英樹 | 日経ビジネス人文庫 |
第5回と第9回、そして第13回の各授業において就職活動や企業の業績動向等の資料をお配りして、自宅で読んでもらいます。お配りした授業の次回の授業の前々日18時までに要約と意見を800字程度で記述していただく課題レポートの提出をお願いします。レポートはLMSを通じて提出してもらいます。
第15回の授業における小論文の作成は、私が配った資料の範囲内でテーマを出しますので、事前に資料整備をすることと、復習をお願いします。
就職や大学生活の送り方、経済学の勉強に関する疑問等があれば、授業前に整理をして、授業中に自由に質問して下さい。シラバスの授業内容を尊重しながらも、出来る限り皆さんのご要望にもお応えしながら授業を進めて参ります。
自分の将来に関して、不安や疑問そして希望を常に持って、それに立ち向かう勇気があり、自分流を確立させようといった学生の履修を期待しています。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション ・春学期産業実務演習Ⅰの振り返りをした上で、 ・秋学期の授業の進め方をシラバスをベースに説明 |
第2回 | 講義形式で、参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」の第一章「変わり続ける時代の企業経営」に関して、私が作成した資料をお配りして、資料に沿って説明します。 |
第3回 | 講義形式で同上のつづきを説明します。 |
第4回 | 講義形式で、私が作成した資料「学生の就職目線での個別企業のホームページの活用」をお配りし、資料をベースに説明。 |
第5回 | 講義形式で、「学生の就職目線での個別企業のホームページの活用」の続きを「企業の採用情報について」等を中心に説明。 履修者数がある程度集まった場合は、グループ活動の進め方について指導します。本シラバスは私の講義を中心に作成してありますが、グループ活動が出来る場合は、各授業内で時間を作って討議をして貰うように運営します。そして、グループ毎の成果発表をする時間も授業内に設定します。 グループ活動のテーマは「就職活動に向けての企業研究」についてで、個別具体的な企業を選定して研究を進めます。 課題のお願い:就職活動や企業の業績動向等の日経新聞記事等の写しをお配りして、自宅で読んでもらいます。次回の授業の前々日18時までに要約と意見を800字程度で記述していただく課題レポートの提出をお願いします。レポートはLMSを通じて提出してもらいます。 |
第6回 | 講義形式で参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」の第七章「決算と財務諸表の基礎知識、企業の総合力をつかむ経営分析」について私がまとめた資料と私の説明音声をLMS経由にてオンライン授業を致します。 |
第7回 | 講義形式で参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」の第七章「決算と財務諸表の基礎知識、企業の総合力をつかむ経営分析」について私がまとめた資料に沿って説明します。 第5回授業でお願いした課題の模範回答と解説を致します。 |
第8回 | 日本経済の現状を把握するために最低限必要な経済学と金融を学ぶその1 ・経済学の目的 ・代表的な経済学者の紹介とその理論 |
第9回 | 日本経済の現状を把握するために最低限必要な経済学と金融を学ぶその2 ・金融とは お金の流れ、直接金融、間接金融 ・金利と金融政策 課題のお願い:就職活動、企業の業績や日本経済動向等の資料をお配りして、自宅で読んでもらいます。次回の授業の前々日18時までに要約と意見を800字程度で記述していただく課題レポートの提出をお願いします。レポートはLMSを通じて提出してもらいます。 |
第10回 | 日本経済の現状を把握するために最低限必要な経済学と金融を学ぶその3 ・景気と財政政策 ・貿易と外国為替 第9回授業でお願いした課題の模範回答と解説を致します。 |
第11回 | 講義形式で、参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」の第五章「戦略を実現する組織を設計し、運営する―組織のマネジメントその1」について私がまとめた資料に沿って説明します。 |
第12回 | 講義形式で、参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」の第五章「戦略を実現する組織を設計し、運営する―組織のマネジメントその2」について私がまとめた資料に沿って説明します。 |
第13回 | 講義形式で、参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」の第六章「企業は人なり-人材のマネジメントその1」について私がまとめた資料に沿って説明します。 課題のお願い:就職活動や企業の業績動向等の日経新聞記事等の写しをお配りして、自宅で読んでもらいます。次回の授業の前々日18時までに要約と意見を800字程度で記述していただく課題レポートの提出をお願いします。レポートはLMSを通じて提出してもらいます。 |
第14回 | 講義形式で、参考文献「ざっくりわかる企業経営のしくみ」の第六章「企業は人なり-人材のマネジメントその2」について私がまとめた資料に沿って説明します。 第13回授業でお願いした課題の模範回答と解説を致します。 |
第15回 | 期末テスト=当日課題を与え800字程度の小論文を作成し提出 産業実務演習Ⅱの講評、意見交換 その他 |