経営戦略論Ⅱ
担当者大野 貴司教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングMAN-214

授業の概要(ねらい)

経営戦略とは、手短に言えば企業が目標を達成するための一連の計画のことである。本講義では、学問として経営戦略を取り扱う経営戦略論について教授する。具体的には、経営戦略論Ⅰ同様、経営戦略論の代表的な理論、フレームワークとその応用方法について取り扱う予定である。これに加え、本講義では、戦略が組織という場で形成・実行される事実を踏まえ、組織を視野に入れた戦略理論、組織が存続成長するため自らを取り巻く外部環境と調和や制御を図ることに主眼を置いているマクロ組織的アプローチを採用している戦略理論も取り扱う予定である。

授業の到達目標

・経営戦略とは何か、自分の言葉で説明できるようになること。
・経営戦略論の基礎的な理論の習得。
・経営戦略論のフレームワークを活用しながら実際の企業の経営戦略について説明できるようになること。
・経営組織論の視点から企業の経営戦略を捉えられるようになること。

成績評価の方法および基準

・毎回の課題レポート 75%(原則宿題とする。1回5点×15回。毎回の課題はその出来によって5点=受講者の3割、4点=受講者の4割、3点以下=受講者の3割の割合で採点する。遅刻は遅れた時間に応じて課題レポートの取得点数から減点する)
・期末試験扱いレポート 25%(企業分析を2社行う)

60点以上を合格とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定しない。
参考文献[新版]グロービスMBA経営戦略グロービス経営大学院ダイヤモンド社
参考文献経営戦略の課題と解明大月博司編著文眞堂
参考文献人間性重視の経営戦略論―経営性と人間性の統合を可能とする戦略理論の構築にむけて―大野貴司ふくろう出版

準備学修の内容

準備学習:毎回講義の最後に、次回の講義のキーワードを紹介するので、自分でキーワードを調べ、その内容をまとめ、分からなかった部分について明らかにした上で講義に臨むこと。
事後学習:課題レポートを課すので、それに取り組むこと。期末試験扱いレポートに早めに取り組むこと。

その他履修上の注意事項

・いわゆる「楽単」ではないので、本講義から履修する学生は注意してほしい。
・13回の対面授業と2回のオンライン授業を行う。1回目のオンライン授業は第1講とし、正規の授業時間内に行う。2回目のオンライン授業実施日は授業開始後アナウンスするが、2回目のオンライン授業は『正規の授業時間外に行う』ので注意すること。2回目のオンライン授業の実施を正規の授業時間内と誤認して正規の授業を欠席した場合は自己責任とし、救済は行わない。
・単位の取得には期末試験扱いレポートの提出、対面授業の出席日数とオンライン課題の提出回数の合計が10以上(4年生以上は9以上)であることを求める。これを下回った学生は自動的に単位不認定とする。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、戦略と組織 ※ オンライン授業
第2回企業の国際化戦略
第3回多角化戦略
第4回後発参入戦略
第5回模倣戦略
第6回戦略形成における経営者の役割
第7回組織文化と経営戦略
第8回組織構造と戦略
第9回ダイナミック・ケイパビリティ(動的能力)
第10回両利きの経営
第11回垂直統合
第12回戦略的提携
第13回M&A戦略
第14回オープンイノベーション
第15回プラットフォーム戦略