東洋史籍講読4-Ⅲ
担当者澁谷 由里教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングHAA-407

授業の概要(ねらい)

「ストレンジャー」・芥川龍之介がみた中国
1920年代における、芥川龍之介の中国旅行記を通じて、中華民国の社会状況や日中関係を学びます。また民国史に限らず、中国の文化や風俗、前近代の歴史も幅広く学び、芥川も魅了された「中国らしさ」について、皆さんと一緒に考えていく授業です。

授業の到達目標

1,中国近現代史および近代日中関係史の基礎を体得できる。
2,前近代史の研究成果や、歴史学の周辺領域を、自分の研究に役立てられるようになる。

成績評価の方法および基準

指定箇所についての口頭報告、および自主的研究に基づく報告(あわせて60%)
ほかの履修者の報告に対する質問、意見(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『芥川竜之介紀行文集』山田俊治(編)岩波文庫
参考文献

準備学修の内容

指定箇所については各種辞典・事典で読み方や意味、概略を調べ、ノートにまとめて、授業で口頭報告ができるように準備してください。
自主的研究は、指定箇所からの発展課題を自分で設定するか、もしくは従来の自分の関心事に基づく課題を設定して、口頭報告の準備をしてください。

その他履修上の注意事項

自分の担当は責任をもってまっとうしてください。理由なく5回以上休んだり、報告をしなかったり、レポートを提出しなかった場合には単位を認定できません。ほかの履修者の報告もよく聞き、コメントペーパーや口頭で意見や質問を出し、報告者の回答や教員の補足説明からも学んで、秋期以降の学習につなげてください。

授業内容

授業内容
第1回教員の自己紹介およびガイダンス(4月15日、LMS配信)
第2回履修者の自己紹介と分担決め、テキストの歴史的背景について(教員による講義1)(4月22日、対面授業)
第3回口頭報告の方法とレジュメ作成法(教員による講義2)(4月24日、LMS配信)
第4回工具書の使い方(MELICでの実習)(5月6日、対面授業)
※ただしコロナ蔓延の状況によってはLMS配信などに変更します。
第5回NHKドラマ「ストレンジャー 上海の芥川龍之介」(2019年12月30日放映、文化庁芸術祭大賞受賞作品)鑑賞と学習(1)(5月13日、対面授業)
第6回「ストレンジャー」鑑賞と学習(2)(5月20日、対面授業)
第7回指定箇所についての学生の口頭報告(1)(5月27日、対面授業)
第8回指定箇所についての学生の口頭報告(2)(6月3日、対面授業)
第9回指定箇所についての学生の口頭報告(3)(6月10日、対面授業)
第10回指定箇所についての学生の口頭報告(4)(6月17日、対面授業)
第11回自主的研究に基づく学生の口頭報告(1)(6月24日、対面授業)
第12回自主的研究に基づく学生の口頭報告(2)(7月1日、対面授業)
第13回自主的研究に基づく学生の口頭報告(3)(7月8日、対面授業)
第14回自主的研究に基づく学生の口頭報告(4)(7月15日、対面授業)
第15回各自の振り返り、秋期に向けての目標設定、夏休み中のレポート課題提示(7月22日、対面授業)
※祝日ですが平常授業日です※