イギリス文化論Ⅰ
担当者小林 克彦教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングEUS-201

授業の概要(ねらい)

 この授業では、英語の習得を通じて、英語の発祥の地であるイギリスについて、その歴史的・社会的・文化的知識を身につけ、理解を深めていきます。

授業の到達目標

 1 イギリスの地理と行政区分を説明できる。
 2 イギリスの歴史について、その大枠を説明できる。
 3 英語の成り立ちを説明できる。
 4 イギリスの文化の一つの分野について説明できる。
 5 今日のイギリス社会における多民族・多文化的状況について理解している。 

成績評価の方法および基準

 小テスト50%、期末試験50%。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『Discover Great Britain and Ireland(DVDで体験するイギリスとアイルランド)』2008年Scott Berlin & Chisako Nakayama金星堂
参考文献『図説イギリスの歴史』2015年指 昭博河出書房新社

準備学修の内容

 授業では、DVD付きの教科書を使います。指定されたチャプターを事前に視聴して教科書の問いに答えてから、授業に出席してください。(大学設置基準によれば、1時間の授業に対して、授業外学習を2時間することが求められています。)

その他履修上の注意事項

 

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回新石器時代のイギリス 
教科書チャプター8を視聴し、環状列石について理解する。
第3回鉄器時代とローマ時代のイギリス 
紀元前600年頃に、ケルト人がヨーロッパ大陸から渡来し定住したこと、紀元43年にはローマ人が襲来し、ケルト人を支配したことを理解する。 
第4回バース(Bath)(LMSによる授業)
教科書チャプター9を視聴し、ローマ時代の遺跡について理解する。
第5回アングロサクソン時代のイギリス
紀元4世紀に、ヨーロッパ大陸からゲルマン民族が侵攻し、定住したことを理解する。
第6回アングロサクソンのキリスト教化
ローマ教会によってキリスト教がもたらされ、異教徒であったアングロサクソン人がキリスト教に改宗したことを理解する。
第7回古英語(Old English)
アングロサクソン人がイギリスに持ち込んだ古英語について、インドヨーロッパ語族の系図におけるその位置づけについて理解する。
第8回『ベーオウルフ(Beowulf)』
古英語で書かれた叙事詩『ベーオウルフ』について理解する。 
第9回世界共通語としての英語
今日、世界の4分の1の人々が英語使用者であることを理解する。 
第10回ヴァイキング
8~11世紀、イギリス北部海岸地方に襲来し、定住した北欧民族について理解する。
第11回 ノルマン征服(1)
1066年、フランスのノルマンディー公ウィリアムがイングランドを征服し、ノルマン朝を樹立したことを理解する。 
第12回「ドュームズデイ・ブック(Domesday Book)」
ウィリアム征服王が作成させたイングランドの土地の台帳について理解する。  
第13回ノルマン朝からプランタジネット朝へ
イギリス王がフランスに広大な領土を有することになったことを理解する。
第14回ロンドン
教科書チャプター2・3のDVDを視聴し、ロンドンの歴史的名所とその役割を理解する。
第15回まとめと期末試験