担当者 | 平野 賢哉教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-301 |
予見可能な危機とは「その潜在性を認識するのに必要なデータがあるのに、心理的要因、組織的障壁、政治的影響により、効果的な防止策がとられないときに起こるもの」をいう。組織を運営していくなかで、回避し難い問題もある一方で「危ない」と思いながらも措置を講ずることなく、放置されることもある。いわばリーダーに帰する責任も少なくない。組織管理や人材管理の視点からこれらの問題を捉えられるようになることを目指す。春学期の演習Ⅰではテキストの前半(第1〜5章)を学んでいく。
(1) 経営や組織における「予見可能な危機」という視点を身につける
(2) 経営学の諸分野で学修した内容と事例を結びつけて考えられるようになる
(3) 発表やグループ討議を通じ、自分の考えや意見をまとめ、伝えられるようになる
発表(40%)、質疑応答への参加・グループ討議への貢献(60%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 予測できた危機をなぜ防げなかったのか?―組織・リーダーが克服すべき3つの障壁 | マックス・H・ベイザーマン | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 必要に応じて紹介する |
・指定した範囲を事前に読む。
・発表者は指定した範囲について授業(解説)できるように資料(パワーポイント)を作成する。
受講者による積極的な貢献を前提として演習が成立することを理解し、受講してほしい
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション、演習の進め方の確認 |
第2回 | 第1章「予見可能な危機とは何か」から学ぶ 輪読(1) |
第3回 | 第1章「予見可能な危機とは何か」から学ぶ 輪読(2) |
第4回 | 第1章に基づくグループ討議と発表 |
第5回 | 第2章「9・11:予見可能な危機を無視するコスト」から学ぶ 輪読(1) |
第6回 | 第2章「9・11:予見可能な危機を無視するコスト」から学ぶ 輪読(2) |
第7回 | 第2章に基づくグループ討議と発表 |
第8回 | 第3章「エンロン破綻と監査法人独立性の欠陥」から学ぶ 輪読(1) |
第9回 | 第3章「エンロン破綻と監査法人独立性の欠陥」から学ぶ 輪読(2) |
第10回 | 第3章に基づくグループ討議と発表 |
第11回 | 第4章「認知要因:人間のバイアスの作用」から学ぶ 輪読(1) |
第12回 | 第4章「認知要因:人間のバイアスの作用」から学ぶ 輪読(2) |
第13回 | 第5章「組織要因:構造的欠陥の役割」から学ぶ 輪読(1) |
第14回 | 第5章「組織要因:構造的欠陥の役割」から学ぶ 輪読(2) |
第15回 | 春学期の振り返り |