美術史・文化遺産実習1-Ⅲ
担当者岡部 昌幸教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングFAH-401

授業の概要(ねらい)

楽しく学ぶうちに、日本、西洋に限らず、美術、芸術、文化財で、広い分野や時代に対応できる人材を養成するための実習を行います。美術作品や文化遺産を扱う専門技術にふれ、現場を体験します。日本と世界の美術史・文化遺産の内容を学び、その保存と活用の基礎的知識を文献解読と見学等で十分に習得したうえで、実際の作品、遺産にふれていくことを基本とします。掛け軸、巻物、屏風、浮世絵・版画、洋画などの絵画作品、ブロンズや木彫などの彫刻、陶芸やガラスなどの工芸作品、服飾・着物、アンティークなどの装飾美術、古写真や現代写真などの中から、適宜、美術館・博物館、工房などの現場の協力を得ながら、その理解と扱いを学んでいきます。美術品流通についても学ぶ予定です。また研究論文、卒業論文のテーマを探し、調査研究の基礎的作業を行い、学芸員、専門職、研究職、教職、公務員等への就職につなげるための第1歩としたいと思います。

授業の到達目標

学期中にさまざまな美術作品の理解と扱いに触れ、その魅力を知り、楽しく学び、技術の基礎を習得することを目標とします。 グループワーク、フィールドワークを行い、プレゼンテーション力を高めます。

成績評価の方法および基準

授業態度を50パーセント、課題作成を50パーセントで、総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『西洋骨董鑑定の教科書』ミラー著、岡部昌幸監修パイ・インターナショナル
教科書
参考文献授業中に指示します。
参考文献

準備学修の内容

まず楽しみましょう。そして、良い人間関係をつくりましょう。自分が学ぶことが、自分の成長を導き、人や社会で役に立つことで充実感を得てください。授業への意欲、学友との協調性、社会貢献への意識を求めます。実習の実費を徴収することがあります。個人の予習・準備・復習・学習態度の状況によって、実習の進ませかた、成果の度合いが異なりますので、責任感をもって履修してください。

その他履修上の注意事項

各班に、教員が主導する学外授業がありますので必ず出席してください。

授業内容

授業内容
第1回班分け
第2回テーマ設定
第3回スケジュール
第4回実習1(額)
第5回学外授業
第6回実習2(素描)
第7回実習3(着色)
第8回実習4(陶芸)
第9回実習5(水墨)
第10回学外授業2
第11回実習6(紙修復)
第12回実習7(写真修復)
第13回実習8(調査)
第14回実習(文献)
第15回実習(図表)