担当者 | 福島 健介教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | THE-402 |
教育学演習は、ⅠとⅡを通期で実施します。この授業では、卒業研究・卒業論文を書くために必要な研究リテラシーを学びます。
ここでいう研究リテラシーとは、直接的には
・リサーチリテラシー
論文を中心に、どのように先行研究や参考資料を探し、入手し、参考にすればよいか
・統計リテラシー
論文を読む、書くために必要最低限の統計的知識とソフトウェアの使い方
・英文読解力
論文に用いられる英語は、実はかなり易しい表現しか使われていません。専門用語を別にすれば高校1年程度の文法が分かっていれば、ほぼ理解可能です。
・プレゼンテーション能力、ICT活用能力
効果的に情報を収集し、他者に対して、自分の考えを効果的に伝える力等々を指します。したがって、前後期を通してこれらの力を身に付けてもらいます。
上記のリテラシーが身に付くこと。また、それらを通して、議論をする力・課題を発見する力・知を共有する力など「価値ある力や経験」を蓄積することが授業の目標となります。
演習・実習形式の授業ですから、担当した際の報告、レポートの内容、議論をする際の発言等で成績を付けます。
報告および議論 50%
最終レポート 50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『大学生のためのリサーチリテラシー入門:研究のための8つの力』 | ||
教科書 | 参考文献ではなく、テキスト(必携)とします。 | ||
参考文献 |
・リサーチリテラシー
・統計リテラシー
・英文読解力
・プレゼンテーション能力
いずれも、授業内で伝えられることは限られています。全ての課題で持ち帰り、自学自習、共同作業が必要となるはずです。
はじめて経験する知識や作業に触れることは、それ自体に価値があります。社会に出ればルーチンワークの方がむしろまれです。また、知識や方法は調べることができても、「経験」を検索することはできません。
したがって、何事にも積極的に取り組む、話をする、関わろうとする姿勢が必要だと考えます。そのための第一歩は、「休まない」ことです。
回 | 授業内容 |
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第1回 | テーマを定めて学校と関わる1 ・調査目的とテーマの設定 |
第2回 | テーマを定めて学校と関わる2 参与観察と非参与観察 観察法を行うにあたって 調査の準備 |
第3回 | テーマを定めて学校と関わる3 企画書を作成する 記録のしかた |
第4回 | テーマを定めて学校と関わる4 ICT技術と記録 |
第5回 | テーマを定めて学校と関わる5 観察法の発表と表現手法について |
第6回 | 観察法実習1 非参与観察を実際に行ってみる |
第7回 | 観察法実習2 フォトエッセイによる発表 |
第8回 | 非参与観察の一形態としての「授業観察」 |
第9回 | 観察法実習3 授業観察の実際 |
第10回 | 観察法実習4 <LMSによるオンライン授業を予定しています> 授業観察をまとめる |
第11回 | 観察法実習5 授業観察の発表1 |
第12回 | 観察法実習5 授業観察の発表2 |
第13回 | 観察法実習5 授業観察の発表3 |
第14回 | 参与観察とは何か? |
第15回 | まとめと振り返り 授業観察の成果をプレゼンテーションすること |