担当者 | 銘苅 実土教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | ESS-314 |
本授業では、小学校における活動型の「外国語活動」(中学年)と教科型の「外国語」(高学年)についての基本的な知識と理解、さらに児童の現状に合った的確な指導方法及び児童の評価に関する知識と理解を身につけることをねらいとします。英語科概論で学んだ言語習得論に基づき、児童が楽しみながらコミュニケーションに活用できる英語に慣れ親しみ、身につけることができる授業を実現するための方法について考えていきます。そのために、実際に学習指導案を作成し、模擬授業を実施します。
【指導技術における目標】
・学習指導要領の目標や内容に基づいた授業を実践するために必要な基本的技術を身につけること。
・指導に必要なクラスルーム・イングリッシュを習得し、使用できるようになること。
・言語習得論に基づき、コミュニケーションに活用できる英語を身につけるための指導方法を実践できること
・文字言語との出合わせ方、読む活動・書く活動への導き方について理解し、指導に生かすことができること。
【授業づくりにおける目標】
・実際の授業づくりに必要な知識、技術(教材研究、効果的な活動や歌、児童への声掛けややり取り、学習評価等)を身につけること。
・学習到達目標に基づき、学習指導案を立案できること。
模擬授業(30%)、授業内容の理解(20%)、学習指導案の作成(50%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 小学校学習指導要領解説(平成29年3月告示) | 文部科学省 | |
参考文献 | Let's try! 1・2 | 文部科学省 | |
参考文献 | We can! 1・2 | 文部科学省 | |
参考文献 | 『小学校教師の専門性育成』 | 帝京大学初等教育研究会編 | 現代図書 |
・模擬授業に備え、毎回の授業理解を確実に行い、授業準備に活かしてください。
・予告された授業内容について調べ、自分なりの問いを立てて授業に臨むこと。
・日常生活で目にするもの(文具類、生活用品、動物、食品、スポーツ、遊び、など)や日常的な行動(走る、配る、集める、記入する、など)などを英語で表現できるよう、自ら単語力をつけたり、中学レベルの基礎的な文法事項を復習すること。
社会情勢や大学からの要請次第では、シラバスや授業予定が変更になることがあります。変更が生じた場合は、授業やLMS等でお知らせします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ・オリエンテーション、イントロダクション ※オンライン実施※ ・学習指導要領に見る外国語活動と外国語 |
第2回 | ・第二言語習得に関する知識と外国語教育実践への応用 ・英語の読み書き習得の仕組みと留意点 |
第3回 | 小学校教育の理念と現状の理解:中学年外国語活動から高学年外国語科への接続(1) ・3年生の年間指導計画例や教材から見る目標と指導のポイント ・4年生の年間指導計画例や教材から見る目標と指導のポイント |
第4回 | 言語活動の工夫 ・コミュニケーションの目的や場面、状況等を明確にした言語活動 ・コロナ禍に実践可能な活動の検討 |
第5回 | 小学校教育の理念と現状の理解:中学年外国語活動から高学年外国語科への接続(2) ・5年生の年間指導計画例や教科書から見る目標と指導のポイント ・6年生の年間指導計画例や教科書から見る目標と指導のポイント |
第6回 | ・小学校の外国語授業実践における文字指導の方法と留意点 ・音声による活動との接続方法 |
第7回 | 英語による授業実践・教員の英語運用能力 ・英語授業に必要な基本表現 ・英語音声の仕組み ・Classroom English, Small Talk |
第8回 | 小学校の学習指導案と単元指導計画 ・小学校外国語活動指導案の例 ・英語授業実践に必要な知識と理解 ・1コマの授業の構成 |
第9回 | 模擬授業の実践とフィードバック(1) |
第10回 | 模擬授業の実践とフィードバック(2) |
第11回 | 模擬授業の実践とフィードバック(3) |
第12回 | 模擬授業の実践とフィードバック(4) |
第13回 | 学習指導案の構成と作成 ※オンライン実施※ |
第14回 | 小学校外国語の課題と展望 |
第15回 | 本授業の総括 学習指導案のフィードバックと改善 |