演習Ⅱ
担当者平野 賢哉教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

予見可能な危機とは「その潜在性を認識するのに必要なデータがあるのに、心理的要因、組織的障壁、政治的影響により、効果的な防止策がとられないときに起こるもの」をいう。組織を運営していくなかで、回避し難い問題もある一方で「危ない」と思いながらも措置を講ずることなく、放置されることもある。いわばリーダーに帰する責任も少なくない。組織管理や人材管理の視点からこれらの問題を捉えられるようになることを目指す。秋学期の演習Ⅰではテキストの前半(第6〜10章)を学んでいく。

授業の到達目標

(1) 経営や組織における「予見可能な危機」という視点を身につける
(2) 経営学の諸分野で学修した内容と事例を結びつけて考えられるようになる
(3) 発表やグループ討議を通じ、自分の考えや意見をまとめ、伝えられるようになる

成績評価の方法および基準

発表(40%)、質疑応答への参加・グループ討議への貢献(60%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書予測できた危機をなぜ防げなかったのか?―組織・リーダーが克服すべき3つの障壁マックス・H・ベイザーマン東洋経済新報社
参考文献必要に応じて紹介する

準備学修の内容

・指定した範囲を事前に読む。
・発表者は指定した範囲について授業(解説)できるように資料(パワーポイント)を作成する。

その他履修上の注意事項

受講者による積極的な貢献を前提として演習が成立することを理解し、受講してほしい

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション、演習の進め方の確認
第2回第6章「政治要因:特殊利益団体の役割」から学ぶ 輪読(1)
第3回第6章「政治要因:特殊利益団体の役割」から学ぶ 輪読(2)
第4回第7章「認識:発生する脅威をより早く確認する」から学ぶ 輪読(1)
第5回第7章「認識:発生する脅威をより早く確認する」から学ぶ 輪読(2)
第6回第7章に基づくグループ討議と発表
第7回第8章「優先順位をつける:適切な問題に集中する」から学ぶ 輪読(1)
第8回第8章「優先順位をつける:適切な問題に集中する」から学ぶ 輪読(2)
第9回第8章に基づくグループ討議と発表
第10回第9章「動員:予防措置への支援を気付く」から学ぶ 輪読(1)
第11回第9章「動員:予防措置への支援を気付く」から学ぶ 輪読(2)
第12回第9章に基づくグループ討議と発表
第13回第10章「将来の予見可能な危機」から学ぶ 輪読(1)
第14回第10章「将来の予見可能な危機」から学ぶ 輪読(2)
第15回秋期の振り返り