演習Ⅰ
担当者山下 晋一教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

「DMO(観光地域づくり法人)による観光地経営の現状と今後」を共通テーマとする。全国で重点支援DMOに認定された32のDMOを研究対象に、全国をブロックに分けて、それぞれのグループに担当ブロックをアサインする。
各グループは担当するそれぞれのDMOについて、新聞、T V、W E Bなど様々な情報リソースから関連情報を収集し、PEST分析、SWOT分析などの分析ツールを活用し、各DMOの強み、弱み、機会、脅威を明らかにするとともに、財務面の長期トレンドについても把握し、現状の課題と今後の解決策について考察する。
研究結果をプレゼンテーションするとともに、最終的に秋期末に論文として取りまとめることとする。その中で、日本政府がDMOを積極的に支援している補助制度についてもその詳細を調査し、その積極的活用方法についても、論文の中で提言する。
各グループにおいて担当ブロックのそれぞれのDMOをメンバーにアサインし、各々調査・研究する。授業では、全体での発表・討論を繰り返し、論文ドラフトを作成し、秋期末の完成をめざす。
研究内容によっては、専門の知識を有するゲストスピーカーを招聘することがある、

授業の到達目標

① DMOに関する知識を活用し、DMOの課題と今後の解決策について説明ができる。
② テーマに即した情報収集、レポート作成、プレゼンテーション、調整、総括を行うことができる。
③ 課題認識、分析、課題解決手法を活用することができる。
④ 社会人としてのマナー、対人スキルを身につけ実践することができる。

成績評価の方法および基準

出席は必須である。
①グループワークへの参加、主体的な貢献、②研究、活動の推進と経過報告、③研究活動成果とその取りまとめ、④グループメンバーレビューにより成績評価する。それぞれの評価割合は、①35%、②30%、③30%、④5%とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは使用しない。適宜資料を配付する。
参考文献「観光白書」(国土交通省HP)
参考文献「数字が語る旅行業」(JATA HP)
参考文献「宿泊旅行統計調査」(観光庁HP)
参考文献「訪日外国人消費動向調査」(観光庁HP)

準備学修の内容

前期開始前に上記の参考資料を事前学習すること。
知識の習得に継続的に取り組むこと。
論文作成に加え、発表用資料、ドラフトの作成についても必須である。

その他履修上の注意事項

自ら積極的な取り組み、発表・討論を期待する。
調査・研究に取り組む中で、必要に応じ、DMOなどの観光関連組織、企業の視察を実施する。
授業の進行ならびに諸般の事情により、授業計画を変更する場合があるので、各回授業の説明に注意すること。

授業内容

授業内容
第1回【オンライン授業】 演習の全体構成と到達目標の確認
第2回調査・研究、発表、討論1
第3回調査・研究、発表、討論2
第4回調査・研究、発表、討論3
第5回調査・研究、発表、討論4
第6回調査・研究、発表、討論5
第7回【オンライン授業】 中間取りまとめ
第8回調査・研究、発表、討論、論文作成1
第9回調査・研究、発表、討論、論文作成2
第10回調査・研究、発表、討論、論文作成3
第11回調査・研究、発表、討論、論文作成4
第12回調査・研究、発表、討論、論文作成5
第13回調査・研究、発表、討論、論文作成6
第14回調査・研究、発表、討論、論文作成7
第15回春学期の総括と夏季休暇中の研究の進め方について