演習Ⅰ
担当者髙井  正教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

この講座は、①財政に関する文献の輪読、②財政の諸課題をテーマとする学生自らの手による資料収集・レジュメの作成・ゼミでの発表・討論、などを通じて財政問題に対する分析能力を高めるとともに、卒業後の社会生活におけるプレゼンテーション能力を身につけることを目的とする。
さらに秋学期終了時に、『帝京経済学生論集』へ個人ゼミ論文を掲載することを最終目標とする。
この講座は、こうした財政学の視点から現代の財政問題について考察する前期の演習である。

授業の到達目標

・学生が、プレゼンテーション・討論を通じて、実社会で必要となる資料の作成・発表能力を修得する。
・学生が、現代社会における財政の役割を説明できる。
・学生が、現代財政が抱える課題を分析できる。

成績評価の方法および基準

発表時のプレゼン・レジュメ内容(30%)、討論時の討論内容(30%)、期末課題レポートの内容(40%)などを踏まえて、総合的に評価する。
なお、出席率が2/3未満の学生は、元々「成績評価の対象外」(不合格)であるので注意すること。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『財政のしくみがわかる本』、2007年神野直彦岩波書店
参考文献

準備学修の内容

・テキストによる予習
・報告担当時におけるレジュメの作成
・報告担当外の場合の討論コメントの作成
・期末課題レポートの作成

その他履修上の注意事項

・3年次の科目として配当されている「財政政策論Ⅰ・Ⅱ」の講義を履修することが望ましい。
・秋学期の講座である「演習Ⅱ」との連続履修が望ましい。
・私語をしている場合は、退席を求める場合もある。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス:各ゼミ生による一人約5分の自己紹介文(希望する職業、本ゼミへの志望動機、年末に提出する個人論文テーマ案など)の作成【オンライン授業】
第2回論文・レポート・レジュメの作り方の学習【オンライン授業】
第3回各ゼミ生による自己紹介(一人約5分)、各回の発表・討論担当の決定
第4回メリックガイダンス(引用文献・参考資料の検索方法の学習)
第5回テキスト第1章(財政の意義)の発表・討論
第6回テキスト第2章(予算論)の発表・討論
第7回テキスト第3章(租税論①―直接税・間接税)の発表・討論
第8回テキスト第3章(租税論②―付加価値税・固定資産税)の発表・討論
第9回テキスト第4章(歳出論)の発表・討論
第10回テキスト第5章(公債論)の発表・討論
第11回テキスト第6章(中央・地方政府間財政関係)の発表・討論
第12回テキスト第7章(現代財政の課題)の発表・討論
第13回テキスト第8章(財政の未来像)の発表・討論
第14回前期の総括、期末課題レポートの出題
第15回期末課題レポートの評価・講評、年末に提出する個人論文テーマ案の提出