担当者 | 渡部 瑞希教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
今日、マーケティングやジャーナリズム、ビジネス等の領域で、実際に現場で調査を行うフィールドワーク(FW)が重要視されている。しかし、FWはやればいいというものもでない。FWの技法(参与観察やインタビュー方法)を現場で活かし、FWの成果をわかりやすく記述するスキルが必要である。本ゼミでは、そのスキルを養うためにエスノグラフィの手法を学習する。
エスノグラフィとは、FWで得た情報をもとに、ある集団やコミュニティのあり方を記述したものである。ゼミ生は各自でFWを行い、最後にエスノグラフィを書き上げることを目標とする。なお、調査対象は、観光・医療・地域社会・NGO・アルバイト先等、ゼミ生が自由に決めることができる。
・フィールドワークの技法を習得し、個人の研究調査に生かすことができる
・自身の興味関心を深く掘り下げることができる
・他者の研究調査にも関心を抱き、互いに影響を与えることができる
・エスノグラフィを書きあげることができる
ゼミへの取り組み(50%)、個人の研究への進展度(50%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | フィールドワークへの挑戦ー実践・人類学入門 | 菅原和孝 | 世界思想社 |
参考文献 | エスノグラフィ入門ー<現場>を質的調査する | 小田博志 | 春秋社 |
文献は事前にきちんと読み課題をこなす必要があります。
・オンデマンドで課題をこなしてからの対面授業になります。
・オンライン授業日は、第5回講義、10/17(土)になります
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス 秋学期のゼミ計画と説明、プレゼン方法を行います |
第2回 | 夏合宿の成果発表 夏合宿の調査結果をグループごとに発表し、かつ被調査者へのお礼の仕方を学習します |
第3回 | 夏休みFWの成果発表① 各自のテーマに沿って行ったフィールドワークの結果を報告します |
第4回 | 夏休みFWの成果発表② 各自のテーマに沿って行ったフィールドワークの結果を報告します |
第5回 | データを分析する オンライン授業 10/17(土) |
第6回 | 文献購読①ーどんなエスノグラフィがよいのか 各自、当該文献箇所を読み課題を行ったうえで、ゼミにて討論&担当者による解説 |
第7回 | 文献購読②ーどんなエスノグラフィがよいのか 各自、当該文献箇所を読み課題を行ったうえで、ゼミにて討論&担当者による解説 |
第8回 | 文献購読③ーどんなエスノグラフィがよいのか 各自、当該文献箇所を読み課題を行ったうえで、ゼミにて討論&担当者による解説 |
第9回 | エスノグラフィの書き方 オンデマンド(講義形式)を視聴したうえで、ゼミにて討論&担当者による解説 |
第10回 | エスノグラフィを読む① 各自、当該文献箇所を読み課題を行ったうえで、ゼミにて討論&担当者による解説 |
第11回 | エスノグラフィを読む② 各自、当該文献箇所を読み課題を行ったうえで、ゼミにて討論&担当者による解説 |
第12回 | 個人のFW成果発表(最終)① 一年間の成果を発表します |
第13回 | 個人のFW成果発表(最終)② 一年間の成果を発表します |
第14回 | エスノグラフィを書く 提出期限までにエスノグラフィを仕上げるためにパソコン室にて執筆作業を進めます |
第15回 | まとめ |