演習Ⅱ
担当者山中 左衛子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

 新型コロナウィルスの流行は、人々の行動様式に変化をもたらしました。対面接客を中心とする業種では、労働力不足の状況から一転、新型コロナが対面接客の常識を変え、AIの導入を加速させるなど、非接触化と省力化が同時進行しています。さらにホスピタリティ産業全体が、SDGs、特に地球温暖化に対する危機感の高まりとともに、改革を迫られています。
 後期は、ホスピタリティ産業と観光地を対象に「ホスピタリティマネジメント」という経営の視点(組織文化、マーケティング、組織マネジメント)で、チームごとに決定したテーマに基づいて調査研究を進め、グループで批評し合い、協働して問題解決型の論文を書き上げます。
 全員の最終目標は2つあります。年末に最終プレゼンテーションを行い、来年の初めまでに論文を書き上げることです。さらに選抜チーム2組は、経済学部ゼミ発表会への登壇を目指します。
 また就活にも役立つ「考えて伝える力」を磨く時間を設けます。後期は就活を意識したトピックを選び、考えを話すことを繰り返して「思考を言葉にする」力の向上を目指します。なお、産業界からゲストスピーカーを招くことがあります。

授業の到達目標

 (1)自らの興味に応じ研究テーマを設定、計画を立て、自発的に情報を取りにいくようになります。
 (2)問題がどこにあるのか見つけ、原因を捜し問題解決への一歩を踏み出せるようになります。
 (3)レポート作成の過程をとおして、企業人として必須のチームにおける役割分担力、プレゼンテーション力、文書作成能力等が身につきます。

成績評価の方法および基準

 発表内容(評価割合40%)、グループ活動への積極的参加(評価割合20%)、個別レポート(評価割合20%)、
 意見表明とリアクションペーパー(評価割合20%)により評価されます。ただし無断欠席、やむを得ない理由以外の発表準備・発表当日の欠席は、減点します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜資料を配付します。
教科書
教科書
参考文献『新・観光立国論』デービッド・アトキンソン東洋経済新報社
参考文献『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』 戸田山 和久NHKブックス
参考文献

準備学修の内容

 必要に応じて、事前に資料を配付しますので、次回までに準備して参加しましょう。
 上記資料・参考書のうち興味のあるものについて、内容を把握しておくことを勧めます。

その他履修上の注意事項

 後期は、授業の時間外の活動が、必須です。授業中に資料を探しに行くのではなく、事前に入手すること。
 第2回の論文の書き方をLMSによるオンデマンド授業とする予定です。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
前期振り返り、夏休み中の研究テーマのチームごとの進捗確認
第2回研究・討議① 
第3回MELICセミナー(予定) 
第4回 研究・討議②
第5回 研究・討議③
第6回 研究・討議④ 発表構成決定
第7回 発表準備 
第8回 中間発表 他チームからのフィードバック
 論文の構成
第9回 論文の書き方Ⅱ(LMS)
第10回 論文作成・討議①
第11回 論文作成②
第12回 論文作成③ 
第13回 
 発表準備(パワーポイント)
第14回 最終発表(パワーポイント)
第15回 論文の仕上げ