福祉政策論Ⅰ
担当者杉山 有沙教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOS-303

授業の概要(ねらい)

 少子高齢化、高額な社会保障費、そして、虐待など日本社会には、社会福祉をめぐる様々な問題が存在します。これらに対して、国や地方自治体は、法制度を講じることで、解決をはかろうとしています。では、そもそも、社会福祉をめぐる問題を法制度で解決をはかるとはどのようなことなのでしょうか。
 本講義では、社会福祉を取り巻く様々な問題に対して、国や自治体、地域、そして私たち自身が何ができ、何をすべきなのか、について、包括的に検討していきます。

授業の到達目標

①福祉政策一般と各論の基本構造を理解する。
②福祉政策をどのように保障していくべきか、について考えることができるようになる。
③自分の問題として、福祉政策のあり方を考えることができるようになる。

成績評価の方法および基準

定期試験(70点)と中間レポート(30点)で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書社会福祉と法大曽根寛放送大学教育振興会
参考文献

準備学修の内容

予習:次回授業のために、参考文献にある教科書に目を通しておいてください。
復習:授業レジュメを再度読んでおいてください。

その他履修上の注意事項

 テレビや新聞などを読んで福祉政策の問題点などを積極的に調べてみてください。また、福祉政策は、生活に密着した制度です。ぜひ、ご家族を始め身近な方と話し合ってください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(本講義全体の見取り図、受講の目的と意義)【LMS】
第2回社会福祉と法の歴史
第3回社会福祉への法的なアプローチ・サービス提供の安定と行政の役割
第4回利用者ニーズとサービス提供の限界
第5回後見と社会福祉法制
第6回家族支援と法政策
第7回事業者による差別的取扱い
第8回社会福祉における紛争解決
第9回社会福祉における行政責任
第10回刑事法と社会福祉
第11回移動の権利と社会福祉
第12回公的扶助と現代の貧困
第13回社会福祉における自立と就労
第14回多国籍・多民族社会と社会福祉
第15回まとめ