福祉政策論Ⅱ
担当者杉山 有沙教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOS-304

授業の概要(ねらい)

 少子高齢化、高額な社会保障費、そして、虐待など日本社会には、社会福祉をめぐる様々な問題が存在します。これらに対して、国や地方自治体は、法制度を講じることで、解決をはかろうとしています。では、そもそも、社会福祉をめぐる問題を法制度で解決をはかるとはどのようなことなのでしょうか。
 本講義では、福祉政策の中で特に「障害者」政策に焦点を当てて、障害者をめぐる法理論を包括的に検討していきます。

授業の到達目標

①障害者政策一般と各論の基本構造を理解する。
②障害者政策をどのように保障していくべきか、について考えることができるようになる。
③自分の問題として、障害者政策のあり方を考えることができるようになる。

成績評価の方法および基準

定期試験(70点)と中間レポート(30点)で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書障害法菊池馨実・中川純・川島聡成文堂
参考文献

準備学修の内容

予習:次回授業のために、参考文献にある教科書に目を通しておいてください。
復習:授業レジュメを再度読んでおいてください。

その他履修上の注意事項

 テレビや新聞などを読んで障害者政策の問題点などを積極的に調べてみてください。また、障害者政策は、生活に密着した制度です。ぜひ、ご家族を始め身近な方と話し合ってください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(本講義全体の見取り図、受講の目的と意義)【LMS】
第2回障害法の基本概念①
第3回障害法の基本概念②
第4回日本の障害法
第5回国連と障害法
第6回障害と憲法①
第7回障害と憲法②
第8回障害と民法
第9回障害と差別禁止法①
第10回障害と差別禁止法②
第11回障害と労働法
第12回障害と教育法
第13回障害と社会保障法
第14回障害と刑事司法
第15回まとめ