日本文化Ⅰ-Ⅰ
担当者保田 那々子
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングJLT-101

授業の概要(ねらい)

日本の服飾の歴史を教科書に沿いつつ図像資料と文献資料を用いて概説する。通年での履修が望ましい。前期は原始から古代までを扱う。

授業の到達目標

・服飾の変遷とその要因を理解し、説明できる。
・図像をみてどの時代のどのような身分の人物か、その理由も合わせて説明できる。

成績評価の方法および基準

・小テスト40%
・期末試験40%
・ワークシート20%

※全体の60%以上で合格=単位獲得
※期末試験の点数よりも通常の授業での学習成果を重視する
※期末試験を受けないと単位がとれないが、期末試験だけを頑張っても単位がとれない
※小テストとワークシートの実施方法は初回授業で告知する

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『日本服飾史』増田美子編著東京堂出版
参考文献『日本衣服史』増田美子編著吉川弘文館

準備学修の内容

・教科書の次回範囲を読み込み、流れをつかんでおく
・授業後に画像資料と照らし合わせながら復習しておく
・授業内容に関連する展示がある場合は告知するので、できるだけ足を運んでほしい

その他履修上の注意事項

質問やリアクションペーパーを通じての積極的な授業への参加を期待する。
私語など、他の学生の授業参加の妨げとなる行為がある場合、退出を命じることがある。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、日本の装いの基礎
第2回毛皮から編物・織物の衣服へ(旧石器~縄文時代)
第3回絹の衣服と人工的装身具の発達(弥生時代)
第4回胡服の伝来(古墳時代)
第5回服飾制度のはじまり(飛鳥~白鳳時代前期)
第6回唐風服飾の普及(天武朝~文武朝)
第7回唐風服飾の浸透と服飾制度の整備(奈良時代)
第8回天皇の礼服と唐風服飾の完成(平安時代初期)
第9回染織技術の発達(飛鳥~奈良時代)
第10回国風化への道(平安時代前期)
第11回国風服飾の開花①(平安時代中~後期)
第12回国風服飾の開花②(平安時代中~後期)
第13回国風服飾の開花③、庶民の服飾(平安時代中~後期)
第14回まとめ、期末試験
第15回【LMSでの追加授業】盤領と垂領について(掲載時期は初回授業で告知する)