担当者 | 渡部 瑞希教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | CUA-201 |
本講義では、観光人類学の基礎理論を応用しながら、観光産業の歴史やツーリストの欲求、現代社におけるCOVID19の影響、それに伴い新しい局面をむかえた観光研究について学習していく。第一部では『観光産業の歴史』について学習する。ここでは、観光産業が決して今日のように華やかなものではなく、苦難と暴力に満ちたものであったことがわかる。第二部では『ツーリストは観光に何を求めているのか?』と題し、観光が需要を集める本質を学習する。第三部では、映像を視聴しながらCOVID19の時代における新しい観光形態について学習する。
・観光人類学の基礎理論を理解したうえで、今日の観光のあり方を考察することができる
・COVID19時代の新しい観光のあり方について理解を深めることができる
・国内観光にとどまらず、国際的な視野で観光現象をとらえることができる
講義後に行う確認テストやコメントペーパー(40%)と定期試験(60%)を総合的に評価する。
なお、履修人数多数により定期試験を実施できない等の事情が発生した場合は、確認テストやコメントペーパー等の平常点にて評価するものとする。
※5回以上休むと単位は与えられない
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 観光のまなざし | アーリ、ジョン | 叢書・ウニベルシタス |
講義ごとにレジメを配布します。レジメはLMSにアップロードするので、欠席者は自身でレジメをコピーし試験に備えること
・試験は、持ち込み不可となりますが、第13回講義の際に「試験対策」を行います。
・オンライン授業日は、第14回講義、7/17(土)です
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス・観光人類学の概要 |
第2回 | ホスピタリティの歴史 ホスピタリティは「おもてなし」だけでなく「敵対」という意味もある。ホスピタリティが今の形になるまでの歴史を学習する |
第3回 | 近代化と観光産業の発展 人の移動はどのように拡大したのか?科学技術と観光の関連を学習する |
第4回 | 植民地主義と植民地観光 観光産業は、他者への権力支配と暴力からはじまった!?バリ島とハワイ島の事例から |
第5回 | 民主主義運動とホストの発見 観光産業が今の形になるまでの闘争の歴史を学習する |
第6回 | ツーリストが観光に求めるもの① 人はなぜ観光に赴くのか?現場で何を求めているのか?その本質を理論的に学習する |
第7回 | 事例研究:バックパッカー研究 バックパッカーが低予算で旅行しようとする動機とその経験について学習する |
第8回 | ツーリストが観光に求めるもの② 観光用の伝統文化や出し物はどのように出来上がっているのか? |
第9回 | アイヌ民族の観光用の博物館、『ウポポイ』を視聴して、観光文化について考える |
第10回 | ツーリストが観光に求めるもの③ ハイパーリアリティという概念から、リアルな世界を超えた観光の魅力を学習する |
第11回 | 事例研究:ディズニーランド ディズニーランドはなぜ勝ち続けるのか? |
第12回 | COVID19の時代における新しい観光①ー映像から考える COVID19でインバウンドは大打撃。インバウンド以外で日本の観光を強くする方法はないか? |
第13回 | COVID19の時代における新しい観光②ー映像から考える 越県しない「マイクロツーリズム」の可能性を模索する |
第14回 | 試験対策と復習 本講義の総復習と試験にでるポイントを提示する オンライン授業 7/17(土) |
第15回 | まとめ |