担当者 | 大金 正知教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | ARS-101 |
アジアにおける主要なアジェンダについて、三十余年間アジアの国々の現場で実務に携わってきた経験をもとに講義します。そのアジェンダに基づいたテーマにつき、受講者自らが新鮮な頭脳と感性で自ら考えることにより国際感覚、すなわち世界から取り残されないものの見方や感性を養うにはどうすればよいかを考える授業にしたいと考えています。そのために、授業形態が許せば、可能な限りグループワーク方式を採用し、授業を3回ごとに分け、講義2回を聴いていただいたあと、グループごとにその課題について研究してきてもらい、3回目の際に課題について報告・提出してもらうことを考えています。この授業をきっかけに、自分の考えをまとめて人に聞いてもらう、人の話を聴く、グループの力を結集することの重要性を身をもって理解して欲しいと考えています。
アジアについての政治・経済について興味をもち、必要な知識をもって理解できるようにする。
アジアの主要アジェンダについて認識・理解し、自分なりの考えを持ち、その認識・理解を表現できるようにする。
出席:30%、グループワーク参加、発表、課題提出、小テスト・クイズへの回答等による授業への貢献:30%
期末テスト(ノートの持ち込み可):40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は特に指定しません。講義にはPPは当方で用意します。 | ||
参考文献 | 参考図書は、その都度紹介します。 |
第2回の授業の際、グループ分けをします。グループごとに1つの国について課題を選び、グループディスカッションを行い、発表・課題提出をしてもらいます。そのために、毎回の講義を良く聴き、必ず復習をしてきてください。その際分からない点、疑問に思った点は必ず授業中に質問して下さい。講義を受けている全員の理解の手助けになるからです。
世界史、日本史、地理について高校で学習は前提としません。アジアのアジェンダについて知りたい、国際感覚を身に付けたいという意欲のある学生を歓迎します。
出席とともに、グループワーク参加、そこでの発表、課題提出、意見コメント、質問、授業における小テスト・クイズへの回答実績を尊重します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション(授業の進め方の説明) アジアとは何か。 |
第2回 | ASEANの成立の歴史。ASEAN諸国の概要。アジアの中のイスラムとは。渡航の際の安全対策の留意点について。 |
第3回 | インドネシアの政治・経済史。インドネシアという世界最大規模イスラム国家の建国・経済開発はどういう手法で行われたか。建国の父スカルノ、開発の父スハルトとは。 |
第4回 | グループワークの報告・発表、課題提出(1) |
第5回 | マレーシア・シンガポールの政治・経済史。途上国から中進国・先進国へどう脱却するか。マハティールとリー・クワンユーとは。 |
第6回 | 多民族国家とは何か。それをまとめる人種政策とはどういったものか。ブミプトラ政策とは何か。 |
第7回 | グループワークの報告・発表、課題提出(2)。 |
第8回 | フィリピンの政治・経済史。マルコスとラモス、ドゥテルテとは。 |
第9回 | フィリピンの経済政策・貧困対策政策。その中の農地改革政策(CARP)とは。なぜフィリピンから貧困はなくならないのか。 |
第10回 | グループワークの報告・発表、課題提出(3)。 |
第11回 | ベトナムの政治・経済史。ベトナム戦争とは何か。ホーチミンとは。現在の集団政治体制とは何か。政権の内側からみたベトナムとは。 |
第12回 | グループワークの報告・発表、課題提出(4) |
第13回 | ミャンマーの政治・経済史。アウンサンスーチーとは。ミャンマーにおける軍政と民政移管とは何なのか。 |
第14回 | グループワークの報告・発表、課題提出(5)。 |
第15回 | 前期のまとめ、期末テスト。 授業の予定・内容は、進行の度合いにより変更する可能性があります。 |