担当者 | 澁谷 由里教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HAA-217 |
「ストレンジャー」・芥川龍之介がみた中国
1920年代における、芥川龍之介の中国旅行記を通じて、中華民国の社会状況や日中関係を学びます。また民国史に限らず、中国の文化や風俗、前近代の歴史も幅広く学び、芥川も魅了された「中国らしさ」について、皆さんと一緒に考えていく授業です。
1,中国近現代史および近代日中関係史の基礎を体得できる。
2,前近代史の研究成果や、歴史学の周辺領域を、自分の研究に役立てられるようになる。
指定箇所についての口頭報告、および自主的研究に基づく報告(あわせて60%)
ほかの履修者の報告に対する質問、意見(40%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『芥川竜之介紀行文集』 | 山田俊治(編) | 岩波文庫 |
参考文献 |
指定箇所については各種辞典・事典で読み方や意味、概略を調べ、ノートにまとめて、授業で口頭報告ができるように準備してください。
自主的研究は、指定箇所からの発展課題を自分で設定するか、もしくは従来の自分の関心事に基づく課題を設定して、口頭報告の準備をしてください。
自分の担当は責任をもってまっとうしてください。理由なく5回以上休んだり、報告をしなかったり、レポートを提出しなかった場合には単位を認定できません。ほかの履修者の報告もよく聞き、コメントペーパーや口頭で意見や質問を出し、報告者の回答や教員の補足説明からも学んで、秋期以降の学習につなげてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 教員の自己紹介およびガイダンス(4月15日、LMS配信) |
第2回 | 履修者の自己紹介と分担決め、テキストの歴史的背景について(教員による講義1)(4月22日、対面授業) |
第3回 | 口頭報告の方法とレジュメ作成法(教員による講義2)(4月24日、LMS配信) |
第4回 | 工具書の使い方(MELICでの実習)(5月6日、対面授業) ※ただしコロナ蔓延の状況によってはLMS配信などに変更します。 |
第5回 | NHKドラマ「ストレンジャー 上海の芥川龍之介」(2019年12月30日放映、文化庁芸術祭大賞受賞作品)鑑賞と学習(1)(5月13日、対面授業) |
第6回 | 「ストレンジャー」鑑賞と学習(2)(5月20日、対面授業) |
第7回 | 指定箇所についての学生の口頭報告(1)(5月27日、対面授業) |
第8回 | 指定箇所についての学生の口頭報告(2)(6月3日、対面授業) |
第9回 | 指定箇所についての学生の口頭報告(3)(6月10日、対面授業) |
第10回 | 指定箇所についての学生の口頭報告(4)(6月17日、対面授業) |
第11回 | 自主的研究に基づく学生の口頭報告(1)(6月24日、対面授業) |
第12回 | 自主的研究に基づく学生の口頭報告(2)(7月1日、対面授業) |
第13回 | 自主的研究に基づく学生の口頭報告(3)(7月8日、対面授業) |
第14回 | 自主的研究に基づく学生の口頭報告(4)(7月15日、対面授業) |
第15回 | 各自の振り返り、秋期に向けての目標設定、夏休み中のレポート課題提示(7月22日、対面授業) ※祝日ですが平常授業日です※ |