地理学特殊講義2A-Ⅰ
担当者平野 淳平教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングGGR-203

授業の概要(ねらい)

この講義では、地球上で人類が進化・拡散した第四紀(過去約260万年間)の気候変動の実態と原因について説明します。また、気象観測資料が得られない過去の気候を復元する方法について紹介します。

授業の到達目標

第四紀の気候変動の実態と原因について理解を深める。
過去の気候を復元する様々な手法とその特徴について理解を深める。

成績評価の方法および基準

試験の結果(80%)と受講態度(20%)をもとに成績を評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは使用しない。参考図書は適宜紹介します。
プリントを配布する。
参考文献

準備学修の内容

理解を深めるために講義内容の復習を行うようにしてください。

その他履修上の注意事項

毎月の月末にLMSを通じて質問・感想を提出してください。
12色程度の色鉛筆と定規,電卓を持参してください。(授業中に作業を行うことがあります)
高校で使用したもので構いませんので地図帳を持参することを勧めます。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、受講上の注意
第2回第四紀とは何か
第3回氷期・間氷期サイクルとその原因
第4回氷期の気候と環境
第5回氷期から後氷期への移行
第6回ヤンガー・ドライアス期の寒冷化
第7回完新世のヒプシサーマル期:縄文海進はなぜ起きたか
第8回紀元前後から中世にかけての気候
第9回太陽活動と小氷期の気候
第10回火山噴火と小氷期の気候
第11回諏訪湖の「御神渡り」記録から探る気候変動
第12回サクラの開花記録から探る気候変動
第13回江戸時代の古日記から探る気候変動
第14回古気象観測資料の発掘(データレスキュー)による気候変動研究
第15回まとめと試験