日本史特殊講義4A-Ⅰ
担当者山本 英貴教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-207

授業の概要(ねらい)

 後期は、享保・寛政の両改革について取り上げる。両改革の実行者は、当時のどのような政治・社会状況の課題に直面し、改革を実行することになったのか。また、両改革の特徴および共通点について、両改革に関する現在の研究状況とその論点を紹介しながら講義していく。

授業の到達目標

 享保と寛政の両改革について、それぞれの特徴と共通点を把握する。さらに、両改革に関わる研究では現在、どのような問題が論点となっているのか、その研究状況について理解を深める。

成績評価の方法および基準

 中間テスト(55%)
 期末テスト(45%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『徳川吉宗』(1985年)辻達也吉川弘文館
参考文献『松平定信』(2012年)高澤憲治吉川弘文館

準備学修の内容

 授業プリントを見直すとともに、わからない部分は授業で示した参考文献の該当箇所を読み、確認すること。

その他履修上の注意事項

 他の受講生の迷惑になるため、交通機関の遅れなど特段の理由のない限り、開始30分を経過してからの入室は控えること。
 授業内容については、進捗状況などにより変更する可能性がある。

授業内容

授業内容
第1回 授業の内容・進め方についての説明
第2回 徳川吉宗の法制度改革‐公事方御定書・御触書集成の編纂‐
第3回 容疑者の取り調べと刑罰の執行
第4回 刑罰の類型
第5回 享保期の対外問題(抜荷の取り締まり・唐船の打ち払い)
第6回 享保期の新田開発
第7回 徳川吉宗のアーカイブ政策
第8回 徳川吉宗の鷹狩と地域政策
第9回 中間テストとまとめ
第10回 松平定信の老中就任と寛政改革
第11回 寛政期の都市・農村政策
第12回 寛政期の対外問題
第13回 寛政期の公文書管理
第14回 期末テストとまとめ
第15回 水野忠成政権と幕藩関係の変容(オンライン授業)