小児保健Ⅰ
担当者徳野 弥生
単位・開講先選択  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングPED-201

授業の概要(ねらい)

小児保健は子どもの成長・発達・健康・疾病(病気)などの知識や技術を学ぶことで、子どもの日常生活を守り育んで、より良い健全な社会の構築をしていく事を考えています。
子どもはこの世に生を受けた時から発育、発達し続けており、社会や周囲の大人たちは健やかに育つことを期待しています。 子どもを取り巻く現代の環境や健康問題にも目を向けて、これからの少子超高齢化社会をどう生きていくか学んで欲しいと考えています。
実社会で子どもたちがどの様な生活をしているのか、具体的事例や症例を含んだ内容とし心と身体で感じることができる授業だと思います。

授業の到達目標

子どもの基本的な特徴(身体の特徴・発達)を知識として習得します。
子どもの健康推進のために必要な疾病(病気)の予防、衛生管理、環境整備に関する知識を獲得します。
子どもを取り巻く社会環境を知り、環境問題を考えることができる。

成績評価の方法および基準

授業終了時にふり返りのリアクションペーパーを提出していただきます。(授業の感想、意見、質問、要望などの記載)
授業の習熟度を確認するため各単元の終了時に課題及び確認テストを実施します。
15回目の授業内で最終テストを行います。
成績評価はリアクションペーパーによる理解・習熟度確認と課題提出、テストの結果で行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書子どもの保健 鎌田佳奈美 編著ミネルヴァ書房
参考文献イラストで分かる人間発達学上杉雅之医歯薬出版株式会社

準備学修の内容

第1回目の授業はオンラインにより、スライドとナレーションにてオリエンテーションを行い参考文献や講義の進め方、次回の講義内容のポイントを提示します。
専門用語やテキスト内のポイントは講義内で指摘しますので、調べたり事前学習して講義に臨んでください。

その他履修上の注意事項

講義内容に疑問がある場合は、授業中や授業後に積極的に質問してください。(リアクションペーパーやメールでの質問も受けます。)
授業中の携帯電話・スマートフォンなどでの通話やメール、ゲーム、写真撮影、録音は禁止します。

授業内容

授業内容
第1回LMSによるオリエンテーション 小児保健の概要(小児保健とは、児童福祉法・児童憲章の中の子ども)
第2回子どもの健康 (健康の概念、子どもの健康に関する現状と課題)
第3回子どもの身体発達 (受精から誕生まで、乳児期、幼児期)
第4回子どもの身体発達 (学童期~青年期)
第5回発育・発達の確認、評価 身体の健康診断
第6回子どもの生理機能と保健 (自律神経、体温調節、免疫機能など)
第7回子どもの運動機能と保健 
第8回子どもの発育・発達・運動機能の障害 (発育遅延、発達遅滞)
第9回子どもの精神機能の発達 (言葉、社会性、情緒の発達)
第10回子どもの精神機能の発達と保健 (精神機能の発達 評価について)
第11回子どもの精神機能の発達と保健 (心身症、ひきこもりなど) 
第12回子どもの疾病(病気)の特徴
第13回子どもの疾病(病気) 障害のある子どもと保健
第14回地域における保健活動 子どもへの虐待防止
第15回子どもの保健まとめ 前期最終テスト