心理学研究演習Ⅳ
担当者稲田 尚子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [心理学科 2018年度以降]
科目ナンバリングSEM-402

授業の概要(ねらい)

 発達障害の分野で、各自が関心を持つ、あるいは理解をさらに深めたいと考えるテーマに関する心理学の研究の進め方について、理解を深めることを目的とする。心理学研究演習Ⅰ・IIIで自ら設定したテーマについて、実際に調査・実験を実施し、データを収集することにより、理解をさらに深める。データを分析し、それより結果や考察を導くことで論文のまとめ方を学ぶ。同時に、自ら行った研究のプレゼンテーションをすることで、他者に研究内容やその結果を効果的に伝える方法を学ぶ。この授業を通して、クリティカルシンキング、プレゼンテーション、ディスカッションの仕方も学んでもらいたい。

授業の到達目標

1. 研究発表等を通じて、心理学研究の基本的な考え方が理解できる。
2. 自身の研究計画に沿ったデータ収集、データ分析ができる。
3. 結果に基づく考察ができる。
4. 自身の研究を研究論文として報告できる。

成績評価の方法および基準

 発表内容、レポート、ディスカッションへの参加を総合して評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書大学生のためのリサーチリテラシー入門: 研究のための8つの力 山田 剛史、林 創 ミネルヴァ書房
参考文献フリーソフト「R」ではじめる 心理学統計入門 (知識ゼロでもわかる統計学)  實吉綾子技術評論社

準備学修の内容

 発表に合わせ、文献の精読、データ分析、資料作成を行ってください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回授業の進め方・発表の方法について
第2回データの収集と分析I:データ入力フォーマットの作成
第3回データの収集と分析II:データ入力
第4回データの収集と分析III:データクリーニングと欠損値の処理
第5回データの収集と分析IV:記述統計と統計学的分析
第6回データの収集と分析V:統計学的分析
第7回「方法」を書く
第8回「結果」を書く
第9回効果的な図表を作成する
第10回「問題と目的」を書く
第11回「考察」を書く
第12回「引用文献」を書く
第13回論文を推敲する(オンライン)
第14回効果的に発表する
第15回まとめ