担当者 | 生島 美和教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | EDU-223 |
地域社会における住民の社会教育活動、地域自治活動を促進し、地域課題の解決や地域学校協働活動につなげていくことを目指し、関係を持ちえる多様な主体について理解し、連携・協働を図ることができるための知識や手法について概観する。
現代社会や地域生活において営まれている学習を通じた主体形成、地域づくり、課題解決の様態に目を向け、それらの企画・運営・展開を捉えながら分析・評価を行うことができるようにし、今後、自らが主体的に社会教育の実践および研究を進めていくための基礎的な力量の形成を目指す。
・基準
期末試験の他に、授業に対するコメントから授業への主体的な参加の度合い、知識の修得と理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)のそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて授業の到達目標の達成度を判定します。その基準は次の通りです。
1)社会教育事業・実践の企画・運営についてより具体的に捉え、それを組織する知識・技術を修得できたか。
2)行政、社会教育施設、学校との連携などと関連させながら、社会教育の考え方やそれらに関する専門用語、仕組みを簡潔に説明できるか。
3)授業での質疑応答に積極的に対応している。
・方法
試験60%、授業へのコメント20%、授業への主体的参加の度合い(質疑応答を含む)20%・授業への参画(20%)・授業時の課題の取組み(20%)・レポート(60%)から総合的に判断する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 社会教育経営のフロンティア | 田中雅文・中村香織編著 | 玉川大学出版部 |
参考文献 | 授業時に適宜紹介する。 |
平時から新聞やニュース、自治体の広報などを見るようにする。また、教育や学習をめぐる話題や議論について関心を持ち、授業内容と関連させながら自分なりの考えをまとめておく。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 【オリエンテーション】 授業の進め方、社会教育士課程についての概要 |
第2回 | 【制度・行政から見る社会教育①】 教育委員会制度および社会教育行政の意義と役割について |
第3回 | 【制度・行政から見る社会教育②】 社会教育・生涯学習をめぐる政策の動向 |
第4回 | 【制度・行政から見る社会教育③】 社会教育行政の経営戦略 |
第5回 | 【自治体行政から見た社会教育実践】 自治体行政と住民を主体とした地域活性化の様相 |
第6回 | 【社会教育施設の経営戦略】 社会教育施設の運営と指定管理者制度 |
第7回 | 【公民館の経営戦略①】 公民館の制度・経営とコミュニティセンター化 |
第8回 | 【公民館の経営戦略②】 地域課題と公民館における住民の学習活動 |
第9回 | 【公民館の経営戦略③】 公民館の運営を通じた自治活動と地域人材の育成 |
第10回 | 【図書館の経営戦略①】 図書館機能の歴史的展開と現代の役割 |
第11回 | 【図書館の経営戦略②】 多様な主体との連携・協力に基づく課題解決型図書館の実践 |
第12回 | 【学校・家庭・地域の連携・協働①】 学校・家庭・地域の連携・協働の動向と社会教育の役割 |
第13回 | 【学校・家庭・地域の連携・協働②】 地域学校協働活動における学びの様相 |
第14回 | 【学校・家庭・地域の連携・協働③】 地域学校協働活動の実践と課題、コーディネーターの役割 |
第15回 | 【まとめ・振り返り】 社会教育を推進する主体・ネットワークの確認とその形成プロセス |