担当者 | 生島 美和教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | EDU-224 |
社会教育実践の協働のパートナーとなる学校・企業・NPO・町内会・機関などを理解する。そして、それらと連携しながら防災や地域文化の継承といった地域課題・現代的課題の解決に向かう住民の社会教育活動、地域自治活動を促進することができるための知識や手法を概観する。
現代社会や地域社会において営まれている学習を通じた主体形成、地域づくり、課題解決の様態に目を向け、それらの企画・運営・展開を捉え支援するためのコミュニケーション、学習情報、学習相談、コーディネート、広報・広聴、資金調達などについて理解を深め、より具体的・実践的に社会教育活動を組織する力量の形成を目指す。
・方法
試験60%、授業へのコメント20%、授業への主体的参加の度合い(質疑応答を含む)20%・授業への参画(20%)・授業時の課題の取組み(20%)・レポート(60%)から総合的に判断する。
・基準
期末試験の他に、授業に対するコメントから授業への主体的な参加の度合い、知識の修得と理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)のそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて授業の到達目標の達成度を判定します。その基準は次の通りです。
1)社会教育事業・実践の企画・運営についてより具体的に捉え、それを組織する知識・技術を修得できたか。
2)行政、社会教育施設、学校との連携などと関連させながら、社会教育の考え方やそれらに関する専門用語、仕組みを簡潔に説明できるか。
3)授業での質疑応答に積極的に対応している。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない | ||
参考文献 | 『社会教育・生涯学習 (MINERVAはじめて学ぶ教職 7) 』 | 手打明敏・上田孝典編著 | ミネルヴァ書房 |
平時から新聞やニュース、自治体の広報などを見るようにする。また、教育や学習をめぐる話題や議論について関心を持ち、授業内容と関連させながら自分なりの考えをまとめておく。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 【オリエンテーション】 導入、授業の進め方について、「社会教育経営論1」の振り返り |
第2回 | 【地域防災活動と社会教育①】 地域防災活動の考え方と自治会・自主防災組織について |
第3回 | 【地域防災活動と社会教育②】 地域と学校が連携した防災活動での学び |
第4回 | 【地域防災活動と社会教育③】 防災活動を通じて多様性を学ぶ実践(団体・大学およびその他の機関との連携) |
第5回 | 【地域防災活動と社会教育④】 災害の記憶を残す・伝えることでの地域の学び(市民活動や博物館との連携) |
第6回 | 【地域文化の継承と社会教育①】 地域文化と社会教育の連関関係について |
第7回 | 【地域文化の継承と社会教育②】 地域資源と学習の組織化、博物館の役割 |
第8回 | 【地域文化の継承と社会教育③】 住民の学習活動を通じた地域資源の活用 |
第9回 | 【NPO・企業による社会教育実践①】 NPO(非営利活動団体)の特徴と活動の様態 |
第10回 | 【NPO・企業による社会教育実践②】 スポーツを通じた社会教育実践とその広がり |
第11回 | 【NPO・企業による社会教育実践③】 CSR、スポンサーシップを活用した広報活動、ステイクホルダーの考え方 |
第12回 | 【大学と地域との連携による社会教育実践①】 大学生の社会参加活動と地域活性化 |
第13回 | 【大学と地域との連携による社会教育実践②】 大学の研究・教育資源のかつぢょう、地域貢献と住民の学習活動の促進 |
第14回 | 【社会教育実践での資金調達】 資金調達の必要性と効果的な活用について |
第15回 | 【まとめ・振り返り】 社会教育経営・実践を通じて学んだことの共有 |