中等教育実習演習(事前指導)
担当者五十嵐 卓司教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングESS-319

授業の概要(ねらい)

 この授業は、4年次の教育実習において実施される中学校社会科(および高等学校地理歴史科)の授業の準備作業として位置付けられるものです。特にこの授業では中学校社会科における実習場面を想定して、授業案の作成から授業実践にい たる過程を検討し、受講者全員が模擬授業を行います。この一連の作業により、各受講者に何が不足しており、教育実習までに必要とされるものは何かを自覚化させることを目指します。

授業の到達目標

➀ 教育実習を行うにあたって必要とされる心的姿勢を確立する。
② 中学校社会科の授業を行うにあたって、自らに不足しているものは何かを明確にし、それを補強する対策を講じる。

成績評価の方法および基準

授業のすべてに出席することが必須条件です。その上で、この授業に取り組む姿勢35%、模擬授業の状況35%、今後の対策についての分析30%の割合で判定します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書新しい社会地理(検定教科書)東京書籍
教科書新しい社会歴史(検定教科書)東京書籍
教科書新しい社会公民(検定教科書)東京書籍
教科書中学校社会科地図帝国書院
教科書アドバンス中学地理資料帝国書院
教科書ビジュアル歴史とうほう
教科書見る、解く、納得!公民資料2021とうほう
参考文献東洋館出版社中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編文部科学省

準備学修の内容

模擬授業担当者は、担当単元の模擬授業実践に向けて、念入りに準備をする。
模擬授業担当者以外は模擬授業観察課題をまとめ提出する。

その他履修上の注意事項

教育実習の校種ごとによって、受講指定があります。中学社会で実習予定の学生は、水曜2限を履修して下さい。
いつも自らが教育実習の教壇に立っているという気持ちで授業に参加しなければなりません。とにかく半年後に開始さ れる実際の教育実習まで、専門知識や授業のための技能を飛躍的に増大させることが必要とされます。中途半端な気持 ちで参加するのであれば、他の人の学習の迷惑となるので、この授業を選択しないで下さい。

授業内容

授業内容
第1回教科共通全体指導 教育実習の意義と目的、教育実習の内容と方法、実習日誌の取り扱い、教育実習に必要 な資質・能力(夏休み中実施)
第2回教科共通全体指導 教育実習の心得、教育実習生の望ましい生活・態度、教育実習の準備と評価、教育実習中 の問題行動事例の検討(夏休み中実施)
第3回模擬授業に関するガイダンス。模擬授業グループ・担当単元の決定
第4回模擬授業 中学校社会科・地理的分野について模擬授業を行い、検討を加える(1)
第5回模擬授業 中学校社会科・地理的分野について模擬授業を行い、検討を加える(2)
第6回模擬授業 中学校社会科・地理的分野について模擬授業を行い、検討を加える(3)
第7回模擬授業 中学校社会科・地理的分野について模擬授業を行い、検討を加える(4)
第8回模擬授業 中学校社会科・歴史的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(1)
第9回模擬授業 中学校社会科・歴史的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(2)
第10回模擬授業 中学校社会科・歴史的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(3)
第11回模擬授業 中学校社会科・歴史的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(4)
第12回模擬授業 中学校社会科・公民的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(1)
第13回模擬授業 中学校社会科・公民的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(2)
第14回模擬授業 中学校社会科・公民的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(3)
第15回模擬授業 中学校社会科・公民的分野についての模擬授業を行い、検討を加える(4)(LMSオンディマンド形式)