産業・企業演習Ⅰ
担当者石川 正史
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-401

授業の概要(ねらい)

皆さん、会社とはどんな所か、そして来年からそこで自分が何をし、何を語っているのか、想像がつきますか。この授業は、演習Ⅰ・Ⅱを修了した4年次の学生を対象とし、就活に関連した業界や企業の情報、社会人となってからの働き方に関する参考情報を提示することで、大学生から社会人への橋渡しを試みます。大学を卒業し、社会に出てどのように働いていくのか、職場にはどのようなことが待ち受けているのか、春期は皆さんのキャリアについて考えてみましょう。これに加えて、通商問題や次世代自動車、総選挙等、これから社会人として知っておきたい時事性の高いテーマについて最新の状況をおさらいし、自由な意見交換をします。コロナ禍で、世の中は大きく変わり、コロナ前にはもう戻らないと言われています。そのような新しい環境の中でもしっかりと自分を見つけ、ぶれずに生きて行く、その第一歩目は大学最後の年、4年生をどう過ごすかに大きく掛かっています。この1年間を有意義に過ごして、自分を磨き、新しい時代を強く生きて行く力を身に付けて下さい。

授業の到達目標

①主要な産業・企業に関する理解度を深め、社会人となるにふさわしい知識を身に付ける。
②世界の様々な動きに対して積極的な興味を持ち、主要な時事関連のテーマについて自らの見識を語る力を持つ。

成績評価の方法および基準

①出席すること。
②授業への参画と貢献:40%
③小論文:20%
④その他課題:40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特にテキストは使用せず、基本的に毎回、プリントを配布します。
参考文献キャリアのみかた阿部 正浩、松繁 寿和有斐閣
参考文献CASE革命中西 孝樹日本経済新聞出版社
参考文献自動車 カーシェアリングと自動運転という未来仲尾 謙二生活書院

準備学修の内容

常時、世界の動きに目を配って、必要最低限の情報を持っていてください。具体的には、日本経済新聞等の有力メディアを活用し、注目度の高いテーマについて、その理解を通して社会人としての見識と共通言語を身に付けることが必要です。

その他履修上の注意事項

間近に迫っている社会人生活を意識した真摯な取り組みと、自分を磨く為の緊張感を維持して下さい。尚、下記の通り、第1回授業(4月14日実施予定、資料は4月12日午前9時より閲覧可)と第8回授業(6月5日実施予定、資料は6月3日午前9時より閲覧可)はLMSで行います。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション(LMSによる)
授業計画の説明
第2回①キャリアについてⅠ(始めに)
②通商問題Ⅰ(世界の情勢)
第3回①キャリアについてⅡ(何の為に働くのか)
②通商問題Ⅱ(TPP11)
第4回①キャリアについてⅢ(大学生活)
②通商問題Ⅲ(RCEP)
第5回①キャリアについてⅣ(色々な会社)
②通商問題Ⅳ(その他協定)
第6回①キャリアについてⅤ(採用の仕方)
②次世代自動車Ⅰ(クルマの歴史)
第7回①キャリアについてⅥ(賃金格差)
②次世代自動車Ⅱ(自動車産業の現状)
第8回(この授業はLMSで行います)
①キャリアについてⅦ(企業間賃金格差)
②次世代自動車Ⅲ(トヨタ自動車の決算)
第9回①キャリアについてⅧ(日本の社長像)
②次世代自動車Ⅳ(CASE)
第10回①キャリアについてⅨ(昇進の仕組み)
②次世代自動車Ⅴ(電動化の流れ)
第11回①キャリアについてⅩ(OJT)
②次世代自動車Ⅵ(脱炭素の使命)
第12回①キャリアについてⅪ(福利厚生)
②選挙についてⅠ(選挙制度)
第13回①キャリアについてⅫ(非正規雇用)
②選挙についてⅡ(選挙に参加すること)
第14回①キャリアについてⅩⅢ(若年層の転職)
②選挙についてⅢ(Tax payer)
第15回春期の纏め