演習Ⅰ
担当者植田 隆彦教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

企業のディスクロージャー、およびコーポレートガバナンスについて、具体的な材料を使いながら学習します。まず最初にディスクロージャーおよびコーポレートガバナンスに関するガイドラインの概観について説明します。
その後、実際のディスクロージャー資料などを読みながら、企業がビジネスモデルやガバナンスについてどのように開示しているか学習します。その上で、企業のディスクロージャーについて分析・評価を行い、プレゼンテーション資料にまとめて説明していただきます。具体的な資料を使うことで理解が深まるように工夫したいと思います。
また、企業が開示する資料について要約やプレゼンテーションを行うことで企業経営に関する理解を深めるとともにコミュニケーション能力の向上にもつなげていきます。
そのほか、ディスクロージャーに関する日本経済新聞などの報道をピックアップしてディスカッションします。
なお、使用する資料についてはみなさんとの相談によって変更することもあります。

授業の到達目標

企業のディスクロージャー、ステークホルダーとの関係について基礎的な知識を得る。
企業とESG投資、SDGsとの関連について説明できるようになる。
個社のディスクロージャー資料を掘り下げてビジネスモデル、ガバナンス体制などに関する理解を深め、マネジメントに関する基本的事項を修得する。

成績評価の方法および基準

授業への参加・貢献度(50%)
プレゼンテーション(2-3回を予定、50%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『サステナブル経営と資本市場』北川哲雄、佐藤淑子、松田千恵子、加藤晃日本経済新聞出版社
参考文献『ESG経営を強くするコーポレートガバナンスの実践』松田千恵子日経BP社

準備学修の内容

実際の企業のディスクロージャー情報を使いながら学習しますので、当該企業に関する情報をいろいろな形で収集してください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション。企業とステークホルダーの関係について
第2回コーポレートガバナンスコード、スチュワードシップコードについて学習します
第3回統合報告フレームワーク、SDGs、ESGについて学習します
第4回具体的な企業のディスクロージャーについて複数回、学習、ディスカッションします(候補企業、オリエンタルランド)。
その1:有価証券報告書(1)
第5回同上その2:有価証券報告書(2)
第6回同上その3:ガバナンス報告書、統合報告書(1)
第7回同上その4:統合報告書(2)
第8回伊藤レポート、ROE経営、ROIC経営について学習します(オンライン授業)
第9回具体的な企業のディスクロージャーについて複数回学習、ディスカッションします(候補企業、丸井グループ)。
その1:有価証券報告書
第10回同上その2:ガバナンス報告書
第11回同上その3:統合報告書
第12回企業と投資家との対話に関する枠組みについて学習します
第13回プレゼンテーション1:いずれかの企業のディスクロージャーについて分析、評価してもらいます
第14回プレゼンテーション2:いずれかの企業のディスクロージャーについて分析、評価してもらいます
第15回全体まとめ