担当者 | 植田 隆彦教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-404 |
日本企業の経営環境、日本の経営者が直面している課題について長期的な視点から理解を深め、常に経営的な視点で物事を考えられる社会人・ビジネスマンになるための基礎的な知識を修得します。
経済のグローバル化によって各国の相互依存関係が深まる一方、気候変動、パンデミック、金融危機など、さまざまなリスクの発生が懸念されます。そのような背景を踏まえ、企業と企業を取り巻くステークホルダーとの関係も変わってきています。
本講義では複雑化する世の中において企業経営者はどのような課題に対応しなければならないのか、いろいろな側面から材料を提供し考えていただきたいと思います。
日本経済、世界経済の状況について理解する。
日本企業が対応しなければいけない、収益力の向上、SDGs、ESG、コーポレートガバナンス、リスクマネジメントなどの課題全般について基本的事項を修得する。
修得した知識を用いて、経済活動に関する報道、企業経営者の発言、企業がリリースする情報を理解し、議論、説明できる。
中間テスト30%、期末テスト50%。課題提出20%。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | |||
参考文献 | 『サステナブル経営と資本市場』 | 北川哲雄、佐藤淑子、松田千恵子、加藤晃 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 『ESG経営を強くするコーポレートガバナンスの実践』 | 松田千恵子 | 日経BP社 |
授業の進行に合わせて、次に取り上げるキーワードやウェブサイトを紹介します。事前に調べて内容を確認するなど理解を深めておいてください。
授業では日々起こっている経済事象について随時取り上げて説明するようにします。日本経済新聞の購読をお薦めします。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 前期の振り返り。オリエンテーション。 |
第2回 | ガバナンス(G)1:株式会社の基本的事項、最近の会社法改正 |
第3回 | ガバナンス(G)2:会社の機関、機関設計 |
第4回 | ガバナンス(G)3:コーポレートガバナンス・コード |
第5回 | ガバナンス(G)4:財務情報について(貸借対照表・損益計算書など)、 |
第6回 | ガバナンス(G)5:東京証券取引所の市場区分見直し、株主総会 |
第7回 | ガバナンス(G)6:取締役会評価、海外拠点管理、グローバルガバナンス |
第8回 | まとめと中間テスト(LMSで試験を予定。その場合、当日の講義項目は、「NPOの活動」を予定) |
第9回 | リスクマネジメント1:内部監査、3lines of defence、不正防止 |
第10回 | リスクマネジメント2:コンプライアンス、マネーロンダリング(オンライン授業) |
第11回 | ステークホルダーとの対話1:投資家と企業の対話ガイドライン |
第12回 | ステークホルダーとの対話2:企業の主な開示資料、ガバナンス報告書など |
第13回 | ステークホルダーとの対話3:財務情報と非財務情報、統合報告書 |
第14回 | ステークホルダーとの対話4:統合報告書、アニュアルレポートの事例 |
第15回 | まとめと期末テスト |