担当者 | 木谷 厳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | ENG-304 |
この授業では、前期に引き続き、英語圏の教育や文化をテーマとした英語文献(抜粋)を丁寧に読み進めながら、英語で書かれた著書や論文等を正確に読むスキルを高めます。いわゆる「多読」と対をなす読解法である「精読」に焦点を当ててテクストを読み解きつつ、英文法、英語圏の文化についての解説も適宜おこないます。また、相互理解と説明力を高めるためのグループ・ディスカッションを取り入れます。その他、音読の練習も取り入れることによって英語の発話の練習もおこないます。
・英語で書かれたアカデミックな文章をじっくりと読み解くことで、辞書を丁寧に引いて精読する習慣を身につけている
・緻密な読解に必要となる論理的思考能力を高め、その思考を日本語で言語化し、みずからの言葉で説明できる
・英語圏における国や地域の教育、文化について理解しようとする意欲を持ち、異文化に対する想像力も高められている
・毎回課される提出課題の成果 40%:各回のテーマとなる英文読解のスキルを、英語圏の教育、文化の観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・学期末の筆記試験の成果 30%:学期をつうじて学んできた英文読解のスキルを、英語圏の教育、文化の観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・平常点 30%:授業への参加・貢献度、受講態度(積極的かつ協調的に学ぶ態度等)の状況を基準とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は用いず、教員が資料を用意します。 | ||
参考文献 |
以下のような準備学習課題を出します。この予習をもとに授業を進めますので、予習を怠ると授業の理解を深めらなくなります。
・一定量の英文を適切な日本語に直す課題(13回程度)
・配布資料や参考文献の読み込み
・授業内容に関連する資料や文献等の自主学習
・毎回電子辞書ないしは紙の辞書を手元に用意してください。
・授業であつかう英文の難易度がやや高めに設定されているため、「基礎英文法I, II」、「英語圏の文学I, II」および「英語文献購読I」を履修済みであることが望ましいです。
・欠席および公欠の扱いについては、大学の規程にしたがいます。
・遅刻(授業開始時刻に着席していない)が複数回ある場合は、欠席としてカウントします。
・私語は厳に慎んでください。
・受講に際してとくに対応が必要な場合(病気や怪我、障害など)は遠慮なく申し出てください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクションーー英語文献を読むということ(前期の学習を踏まえて) |
第2回 | 西洋の教育について英語で読む(1)――頭の中で「映像化」をする |
第3回 | 西洋の教育について英語で読む(2)――6W2Hに注意する |
第4回 | 西洋の教育について英語で読む(3)――主部と述部を把握する |
第5回 | 西洋の教育について英語で読む(4)――前から読む訓練 |
第6回 | 西洋の教育について英語で読む(5)――正確に理解・解釈するには頭をやわらかく |
第7回 | 西洋の教育について英語で読む(6)――複雑な名詞句を「ひらく」 |
第8回 | 中間まとめ(オンライン) |
第9回 | 西洋の文化論を英語で読む(1)――複雑な長い文を節・句ごとのチャンクで読む |
第10回 | 西洋の文化論を英語で読む(2)――省略されている単語に気づく |
第11回 | 西洋の文化論を英語で読む(3)――文の倒置や並列構造に気づく |
第12回 | 西洋の文化論を英語で読む(4)――修辞的表現(比喩その他)について |
第13回 | 西洋の文化論を英語で読む(5)――婉曲的な表現や比喩の内容 (言葉遊びも含む) を理解する |
第14回 | 西洋の文化論を英語で読む(6)――「読みやすい」文章とは |
第15回 | LMSをつうじた全体のまとめ、最終課題提出 ※状況に応じて順番や内容が変わる可能性もあります。 |