産業・企業演習Ⅱ
担当者関根  勇教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-402

授業の概要(ねらい)

本講では、4年生を対象に、主にICT(情報通信技術)産業とICT企業を対象にした実践的な講義を行います。コロナ禍によって、多くの産業が厳しい状況にある一方で、経済活動面や生活面でのデジタル化を担うICT産業は非常に好調です。全ての企業にとって、AI(人口知能)やIoT、ビッグデータ、ロボットといったICTを活用してのビジネスモデルの変革、即ち「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」は、喫緊の課題となっています。
秋学期では、GAFAMといった米国巨大ICT企業から、テスラやネットフリックス、ウーバー、エアービーアンドビーといったデジタル技術を駆使したネクストGAFAMの新興企業群も、「ビジネスモデル」の観点から分析します。最後に、本講が4年生を対象にしていることから、新社会人としてキャリアを積んでいくにあたって必要な知識や知見なども講義していきます。

授業の到達目標

① GAFAM等の巨大ICT企業やネクストGAFA企業群の創業以来のビジネスモデルを理解し、説明することができる。
② ウィズ・コロナ及びポスト・コロナの経営環境を理解し、説明することができる。
③ 新社会人として必要な知識や知見、洞察力(方向感覚)を身につける。

成績評価の方法および基準

期末レポート:60%、中間レポート:20%、ビジネス関連QUIZ(合計10問):20%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書ビジネスモデルの経営学関根勇共同文化社
参考文献経営戦略4.0図鑑田中道昭SB Creative
参考文献2025年を制覇する破壊的企業山本康正SB新書
参考文献ニュータイプの時代山口周ダイヤモンド社

準備学修の内容

LMSに講義内容のパワーポイント資料を事前に(3日前)アップロードするため、必ず読んで予習してください。
上記教科書及び参考書は、更に理解や知識を深めたい方に紹介するものです。

その他履修上の注意事項

質問や意見がある場合は、氏名と学生番号記載の上、本講の履修生である旨を明記し右記までメールを下さい。mkiskn@k05.itscom.net
尚、全履修生に紹介できるような「良い質問」をしていただいた方には、プラス5点の加点評価をいたします。

授業内容

授業内容
第1回春学期(産業・企業演習Ⅰ)の振り返りと秋学期のスケジュール
第2回アップル社のビジネスモデルの変遷
第3回アマゾン・ドットコム社のビジネスモデル
第4回グーグル(アルファベット社)のビジネスモデル
第5回フェイスブック社のビジネスモデル
第6回マイクロソフト社のビジネスモデルの変遷
第7回ICTをフル活用する新興企業①:テスラ社
第8回ICTをフル活用する新興企業②:ネットフリックス社、ウーバー社、エアー・ビーアンドビー社他
第9回ウィズ・コロナ及びポスト・コロナ状況下での企業経営
第10回日本及び日本企業の課題①
世界の中での日本の位置づけと日本企業の問題点
第11回日本及び日本企業の課題②
ICT(デジタル技術)によるビジネスモデル改革
第12回これからビジネス・パーソンとしてキャリアを積んでいく皆さんへ①
問題解決手法とロジカル・シンキング
第13回これからビジネス・パーソンとしてキャリアを積んでいく皆さんへ②
主な経営分析フレームワーク
第14回これからビジネス・パーソンとしてキャリアを積んでいく皆さんへ③
「失敗」の必要性、多様性の重要性、投資への考え方等
第15回帝京大学4年生の皆さんへのメッセージ
ニュータイプの時代に必要なマインドセット