アジア経済論Ⅰ
担当者李  燦雨教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECP-309

授業の概要(ねらい)

アジア地域は世界経済の中でも経済成長が最も早い地域であり、日本においても重要な経済パートナです。アジア地域の経済を分かることは日本の持続的な経済発展のためにも欠かせない情報を得ることとなります。
本講義では、アジア地域の経済の実態を理解しながら、アジア地域が世界経済に統合していくプロセスの中での高成長や経済危機、そして経済回復の原因を分析します。特に、日本とアジア地域との経済連携の将来像を念頭に入れながら、アジア地域経済が抱える課題に対する考え方を学んで行きます。

授業の到達目標

①21世紀の世界経済においてもっとも注目されているアジア地域に対し、その経済成長のメカニズムと動力に対する基礎的な知識を修得する。
②アジア地域経済の問題点と課題を論理的に説明できる。

成績評価の方法および基準

平常点(30%)講義への主体的参加をを評価します。
期中課題レポート(20%)
期末テスト:試験(50%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキスト:適宜配布する。
参考文献『新・アジア経済論』(2016)平川均文真堂

準備学修の内容

・各回の授業内容についてあらかじめ調査をして1枚のレポートにまとめること。

その他履修上の注意事項

この授業は、講義形式を中心としますが、3-4年生の受講者の主体的な参加を重視します。この授業で出るアジア地域の経済実態や課題について、質問や議論に積極的に取り組んでください。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:アジア経済の概観(非対面)
第2回世界の中のアジア経済:アジア経済の力(非対面)
第3回アジアはなぜ発展したのか:工場と市場
第4回グローバリゼーションとアジア
第5回アジア通貨危機の経験
第6回アジアの経済統合
第7回アジアと太平洋経済:APEC、RCEP、TPP
第8回中間まとめ:アジア経済の魅力と問題点
第9回アジアに浸透する日本・中国・韓国・インドの競争
第10回観光産業から見たアジアと日本
第11回アジアのインフラ整備(交通、物流)
第12回アジアの抱える諸問題①:北東アジア
第13回アジアの抱える諸問題②:東南アジア
第14回アジアの抱える諸問題③:南アジア
第15回期末まとめ:アジア経済の今後
期末テスト