授業の概要（ねらい）

　文化学的アプローチにより、複数分野に開かれた広い視野に立って、日本文化を研究、発表する素養を培う。全ゼミ・メンバーの研究テーマに親しみ、新たな日本文化共同研究を推進する。
　初顔合わせにより春学期以来の研究テーマについて意見交換、春学期末に全ゼミ生の意見を集約して決定した発表順、ゼミ運営方法等、研究発表のための事前確認を行う。その後、自身の研究テーマについて、集めた情報・資料を選択・整理・分析・総合し、「研究レジュメ」を作成、発表する。
　演習の全過程を通じ、ディスカッション・発表で寄せられた多彩な意見を検討・反映し、研究内容をさらに推敲・発展させた「完成版レジュメ」を完成、オンライン版と印刷版で提出する。
　春学期から発展させた独創的な研究テーマを推奨する。
（本演習では、神話、宗教、思想、哲学、文学、歴史、近代、教育、観光、食文化、喫茶文化、和菓子、漫画、アニメーション、ファッション、化粧、風俗、習慣、言語、書、色彩、絵画、文化遺産、自然環境、平和構築、戦争の記憶、出版文化、音楽、芸能、日本の科学技術、日本のスポーツ、庭園、建築、SNS、折り紙、招き猫、家紋、幸福論、ジェンダー論、日本酒と若者、日本の記念日、日本人論の現在、実写化、樹木葬、死生観、虫文化、都市伝説など、専門分野を深めた、また、複数領域を横断する、多彩な研究発表がなされてきている。）

授業の到達目標

　独創的な研究テーマに磨きをかけ、次年度演習・卒業論文・卒業後の展望等を見越した研究成果をまとめ、「完成版レジュメ」（具体的に、研究テーマ、キーワード、研究動機、研究仮説、研究事項、研究計画、情報・資料引用例、背景知識、参考文献・参考WEBサイト一覧、等についてまとめたもの）を完成する。

成績評価の方法および基準

　演習参加度と個人発表（66％）、「完成版レジュメ」（33％）、プラス・アルファ（１％）

＊全体の進行のために、発表機会を守ることも、重要な評価の対象と考える。諸事情により当日の発表が不可能になった場合、個別の理由に応じて、公平に対応する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

・日常的に、図書館、インターネット、コロナ状況下で可能な範囲の実地調査を活用し、研究の軸・糧となる紙媒体情報（主として参考文献）、デジタル情報（参考文献・論文のデジタル版、参考WEBサイト、データベース等）、自己取得資料（自ら撮影した写真・動画、ノート、収集物等）を発掘、集積するよう努める。

・発表のパワーポイント、レジュメ等の電子データは発表する日の前の日曜日23時59分までにLMSオンライン「掲示板」の専用フォーラムに送信、掲載する。
・パワーポイント、レジュメ等の印刷版（発表者・指導教授を含めて必要部数）は発表者が当日、準備する。

その他履修上の注意事項

・一回の授業につき、原則二人が発表する。発表時間は15分以上〜25分以内とする。10分に満たない発表、25分を超える発表を避ける。一つの発表の質疑応答を含めた時間は40分以内とする。

・LMSオンライン上で重要な情報はUPしていくため、対面授業の前後にLMSオンラインの方も確認する習慣をつけること。

授業内容