担当者 | 芦澤 清音教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | CHS-305 |
保育士は、保護者との良好な関係を築き、子どもたちの育ちにとってより良い保育環境を創造していくことが求められる。また、近年、家庭の教育力の低下などが指摘されており、保護者に対する支援の必要性が増大している。さらに、家庭の在り方が多様化し、家庭での養育に関する問題も複雑化している。そのため保育士に求められる役割は、さらに高度化し、重みを増しているといえよう。
保育士は、子どもの支援者としてだけでなく、保護者の子育てに関する支援者として、支援の理念、精神、技術を身につけていかなければならない。また、保育士の職域は、保育所以外に多様な児童福祉施設や地域の子育て支援事業にわたり、支援者としての役割は広範に及んでいる。それらを踏まえ、本授業では、現在、保育士にもとめられる保護者支援に関わる相談、支援の方法と技術について、保育事例をもとにグループワークやロールプレイなどを通して、実践的に学んでいく。
・保護者と信頼関係を築き、ともに子どもの成長発達を支える保育者の役割について理解する。
・保護者のニーズを理解し、保育者の専門性を生かした支援の在り方について実践的な援助方法を考えることができる。
授業への参加度・発表・授業課題(70%)、および、 学期末レポート(30%)を総合して評価する
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『保育所保育指針」 その他は、適宜授業でプリント配布 | ||
参考文献 | 授業内で紹介する |
・テーマにそって、グループワークやグループ単位の発表を行うため、その発表の準備
・各授業の課題レポート、学期末手ポートの作成。
グループワーク、ロールプレイなど、授業への積極的な参加を望む。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション 現代の子育て事情と支援ニーズ |
第2回 | 保育士の行う子育て支援の特性① 保育士の特性を生かした支援とはー保育所保育指針を通して |
第3回 | 保育士の行う子育て支援の特性② 保護者や家庭の抱える支援ニーズを知る 多面的に理解することー保育事例を通して学ぶ |
第4回 | 保育士の行う子育て支援とその実際①ーグループワーク・ロールプレイ 保育所における支援:具体的な保育場面を通して学ぶ(送迎場面) |
第5回 | 保育士の行う子育て支援とその実際②ーグループワーク・ロールプレイ 具体的な保育場面を通して学ぶ(子どものケンカ、けがなど) |
第6回 | 保育士の行う子育て支援とその実際③ーグループワーク・ロールプレイ 具体的な保育場面を通して学ぶ(子育てに悩む親など) |
第7回 | 保育士の行う子育て支援とその実際④ーグループワーク 保護者支援の様々な手段を知るー連絡帳、お便り |
第8回 | 保育士の行う子育て支援とその実際⑤ーグループワーク他 保護者支援の様々な手段を知るー様々な保育参加 |
第9回 | 保育士の行う子育て支援とその実際⑥ーロールプレイ・グループワーク 障害のある子ども・特別な配慮が必要な子どもの保護者・家庭への支援 |
第10回 | 保育士の行う子育て支援とその実際⑦ーロールプレイ・グループワーク 子どもの虐待が疑われる場合など |
第11回 | 保育士の行う子育て支援とその実際⑧ーグループワーク 外国籍の保護者など多様な支援ニースを抱える子育て家庭の理解と実践 |
第12回 | 保育士の行う子育て支援の展開① 社会資源との活用、関係機関を知り、専門職との連携と協働について理解する |
第13回 | 保育士の行う子育て支援の展開② 支援計画を考えるー要保護児童などの家庭に対する支援など 支援の実践・記録・評価・カンファレンスなど |
第14回 | 保育士の行う子育て支援の展開③ 職員間の連携と協働 |
第15回 | まとめ (LMS) |