現代法の諸問題Ⅰ
担当者小川 有希子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングNFL-312

授業の概要(ねらい)

科学技術の進展に伴い、立法に馴染まない領域や機敏な法対応が求められる領域が生じ、立法技術もまた進展している。
この授業では、現代的な課題に法的に対応するための手法について、海外の事例と比較しながら学習、研究する。

授業の到達目標

①ニュース記事や論文等を参考に、科学技術の進展に伴って生じている法的課題を発見することができる。
②①の課題について、どのような法的対応がとられているか、各国の事例を調べることができる。
③①の課題について、日本では、どのような対応がとられているか整理し、改善点について各国の事例を参考にしながら検討する。

成績評価の方法および基準

リアクションペーパー 30%
レポート 70%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定なし
参考文献指定なし

準備学修の内容

毎回指定するテーマについて、図書館やデータベース等を用いて、調査してください。
授業では、履修者が調べてきた内容を発表してもらうことがあります。

その他履修上の注意事項

・外国法(主にフランス法)と比較しながら課題解決の道筋を検討します。フランス語を読める必要はありませんが、外国法に関心をもち、積極的に調査する意欲がある方に履修していただきたいと思います。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・Covid-19に対する日本の法対応と課題(オンライン実施)
第2回Covid-19に対する各国の法対応①
第3回Covid-19に対する各国の法対応②
第4回Covid-19に対する日本の法対応と将来予測
第5回遺伝子組換え作物の環境への影響に対する日本の法対応
第6回遺伝子組換え作物の環境への影響に対する欧州の法対応と日本法への示唆
第7回AI技術の実装に関する課題と日本の法対応
第8回AI技術の実装に関する各国の法対応と日本法への示唆
第9回顔認証技術の実装に関する課題と日本の法対応
第10回顔認証技術の実装に関する各国の法対応と日本法への示唆
第11回生命医科学技術に対する日本の法対応と課題
第12回生命医科学技術に対するフランスの法対応と日本法への示唆
第13回原子力技術に対する日本の法対応と課題
第14回原子力技術に対するフランスの法対応と日本法への示唆
第15回まとめ(オンライン実施)