日本文化Ⅱ-Ⅱ
担当者ビューニュ マガリ教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングJLT-104

授業の概要(ねらい)

前期の講義を受け、日本文化と異文化交流を中心にして、「文化」の意味をとらえる様々な視点を提供する。日本と海外諸国との文化交流と影響関係も視野に入れ、国際的な視点から日本の文化の多様性について学ぶ。具体的に言うと、国内外の様々な作家やアーティストの体験の紹介と作品の分析を通じて、「多文化」、「異文化」、「カルチャーショック」や「グローバリゼーション」等のような現代社会での日常生活で身近になってきた概念についての知識を深めていく。社会の理解をより深めつつ、文学と芸術に留まらず日本の文化と異文化の交流についての関心を深めて行く。授業は基本的に講義形式で行うが、短時間でグループ活動もしくはディスカッションの機会を採り入れる場合もある。

授業の到達目標

① 「ステレオタイプ」の日本像に留まらず日本文化の多様性に関する知識を増やす。
② 日本文化の多様性に精通し、それを他者に説明できる。
③ 今の文化現象を自分自身でとらえ、日本の文化についての考察力を鍛える。

成績評価の方法および基準

- レポートと期末テスト : 50%。
- 出席点とコメントシート:50%。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特定の教科書は用いない。毎回レジュメ等の資料を配付する。
参考文献

準備学修の内容

前回の授業内容を復習し、専門語彙を暗記する。

その他履修上の注意事項

- 受講を希望する学生は必ずガイダンスに出席した上で履修登録をすること。
- 疑問点をそのままにせず、教員に質問し、積極的に授業に参加すること。

授業内容

授業内容
第1回後期の授業の内容と達成目標の説明
第2回「古き良き日本」の描写とその背景にある思想1
第3回「古き良き日本」の描写とその背景にある思想2
第4回東方(オリエント)とオリエンタリズム
第5回西洋化するする日本を見た外国人
第6回日本とパリ万国博覧会:文化の誤解と発見
第7回異文化体験としてのロンドンー夏目漱石の体験をめぐって
第8回異文化体験としてのパリーレオナルド藤田と原田梨白の体験をめぐって
第9回異文化体験としての東京‐ポール・クローデルの体験をめぐって
第10回異文化体験としての東京‐ニコラ・ブーヴィエの体験をめぐって
第11回日本文化と移民文化1
第12回日本文化と移民文化2
第13回授業のまとめと考察
第14回レポート提出と期末テスト
第15回試験とレポートの振り返り